『箱』の中身に思いを同調させて心情を描いて行くストーリーの展開に優しい色合いがあり、とても心地よい作品でした。箱に物質的なものを入れる作品がほとんどの中で『こころ』という思いを詰め込む。身近でありながらもオリジナリティがある発想の飛ばし方で、またそれが恋愛に違和感なく溶け込んでいて読後感も良かったです。