「道 短編」を含む小説

ハリトはトプカプ宮殿の厨房係。ドルマ（※真ん中をくり抜いた茄子に米を詰めた地中海料理）を作る職人だ。この道十数年のプロフェッショナルとして誇りをもって料理をしていた。 ある日そこ…

超能力が実在する世界では、超能力の精度を高めるためにテクノロジーを使用することが熱く議論されている。自分や他人を操られないために必要だと考える人もいれば、権力や支配力を得るための…

「美術の道は諦めなさい。君には向いていないよ」 　人生最初の挫折を味わった、中学2年生の私。 　友達の由香ちゃんは私が諦めた道を迷いなく進んで行く。 「私には、自分だけに課し…

五十五歳の鶴巻は日雇いで得た金をその日のうちに散財してしまう癖があった。 どうせ後のない人生だと言わんばかりに自らの人生を振り返ることなく、人を妬み、毒付き、欺き、破滅への道を歩…

冬に、道に迷った人を導くのはきっと雪女。 その人をどうするかは、迷ったその人次第。

　二人は自転車に乗り、暗い夜の街を走る。 　くっついたお互いの体温が、寒空の下で救いとなっていた。 　どうしようもない道の果てに、僕と彼女が見たものは、僕自身、彼女自身しか知らな…

誕生日が十日違うだけなのに、三月生まれと四月生まれでは歩く道が違うんだ。 2023年2月の同題異話「花が咲くまで初見月。」に寄せて。 初見月(はつみづき)とは、一月の異名。 …

「其方に、我が首を差し出そう」 　人類連合軍と魔族の戦争……通称〝人魔大戦〟の最中。 　いよいよ魔王城への総攻撃を控えた連合軍の陣中から、人知れず一人の女性が攫われた。 　…

第二の『The Catcher in the Rye』と言ってもいい作品！　今作は著者が大学院生時代に修士論文として研究した作品、J.D.Salinger『The Catcher…

迷宮の奥深くで判断ミスで親友を亡くした聖戦士。親友の妹に咎められてもなお我が道を進む彼のその真意は。

高校一年の息子を持つカナコの本業は、スパイである。 かつて任務中に命を落とした夫の仇を探し、カナコもスパイの道へ。 だが、カナコは敵のトラップにハマり、快楽に墜ちてしまう。 …

　過去に犯した罪を償うために善行を積む、魔法使いアルテイシアと彼女に仕えるアズールのお話です。 ＊全9話です。 ＊20,000字程度の内容です。 ＊ウーファイア関連の話ですが、…

【「遊園地」「幽霊少女」「動物好き」のお題から生まれた短編です。5話完結】その手紙のやり取りは非友好的で、青年は平日の遊園地を孤独に訪れ、少女は幽霊を名乗った。ちぐはぐな全ての要…

　「轟け！鐵輪‼︎」に登場する主要人物がなぜ中央鐡道學園でのプログラムを受けるようと思ったのかの前日談です！いわゆるプロローグみたいなものを書いてみました。 　私の書いたキャラク…

模擬テストが毎度赤点。 惜しい赤点もあれば、勘が暴発でぶっちぎりの赤点もあり。 授業中も講師の声でつい眠たくなってしまい、頭に入ってこない。 試験は絶望的と思っていたけれど……。…

ある日、特殊能力に目覚めたと話しかけてきた彼［航］は翌月から帰ってきたと言い、意識だけだが時を超えて過去に行けるようになったと教えてくれた。 未来から時を超えてきた彼は私［華乃］…

自衛隊に関する動画の作成や短編エッセイなどを書いていると在籍時のことを思い出して郷愁の思いにかられてしまう自分がいます。円満に退職したとはいえどこか未練があるのかと思いましたが年…

ここでの作品は、 イコ 氏の **道にスライムが捨てられていたから連れて帰りました** の二次創作の短編集となります。 感想代わりの二次創作の短編を応援のコメントに投稿する所…

変わらない僕。

そこは生と死の狭間。二人は向き合って言葉を交わす。 お互いを想う故に、二人が選んだ道は。