「見つかるでしょうか」を含む小説

──僕は一度死んでいる。 あの世とこの世の中間にある旅館の大旦那である主人公は死んでいるが、生きてもいる。 そんな彼の役目はその中間の世界で死者を迎え、あの世に行くかこの世に…

渋谷で助けた浴衣の子どもの言葉に誘われ、横浜のカフェーまでやってきた謙一郎。 そこで起こったことはいったい……？ 昭和と平成の時を超えて、彼がみつけたものは――。 カクテルスト…

【おかげさまで☆130突破！】 「ヒマね。連続密室殺人事件でも起こらないかしら」 　ヒロインである前守未咲は小学生の頃から『ありきたりな日常』に飽いていた。部活も入らず、友…

「生きること」とか「死ぬこと」とか「幸せ」とかを探す物語。 なんのために、だれのために、見つかる頃には物語は終わる。 今はまだ終わらない物語。

私はいつも手紙にお気に入りのレシピを添えている。　 あなたへの手紙ですからもし、返事が届いたら喜びます。あなたへ書いた手紙ですから。 この手紙に添えたレシピは私の味です。何度…

ある日妙な噂が流れ出した。『黒いシンデレラ』があちこちで現れると。 毎晩二人から三人シンデレラに招待され、次の日には遺体で発見される。招待される場所は毎回違い、遺体が見つかるまで…

平成が終わる頃、令和が始まる直前の日本。 この国では、春前になると、SNSやニュース番組を通じて『ある事件』が話題となる。 平成二十六年。 東京都北区にある飛鳥山公園で、一人…

会社と自宅を往復するだけのつまらない人生を送っていた雨澤幸良。独り暮らしのワンルームに帰宅すると、謎の女が居座っていた。彼女はここが自分の家だと言い張り、実際に、幸良の記憶にはな…

自動筆記によって無意識をむき出しにしようと試みる。意識上の美学や醜悪、倫理などを通り抜けた何かが見つかるはずだ。 一貫する作者の意図は一つ、無意識に最大限の祝福と賛美を。それらの…

　更新を一時停止します。理由？　迷走してるからです、すみません。 　宇都宮樹々《うつのみやじゅじゅ》には幼馴染がいた。 　竜宮莉央《たつみやりお》。誰の目にも美少女に映る…

　夏休み期間に入った学園で、静穏なスクールライフを謳歌する生徒達。ある日一人が鼠の死骸を発見したのを境に、あちらこちらで鼠の死骸が見つかる。 　ついではペストによる死者を出し、生…

お姉さんは、いつになったら巨大都市《メトロポリス》から帰って来てくれるのだろう。僕は毎日、支線の駅へと走る。朝と夕方、そこにやってくる電動客車から降りてくる人々の中に、お姉さんの…

某企画コンテストで1位 第2回ブレイズ・アワード 最優秀作品 自己満足度作品2位etc 選ばれた作品になります。 オムニバスなので気になったカクテルやタイトルだけお読み頂いて…

「困っとる神様がいたら、助けるのが人の道というものじゃぞ！」 ってどこが神様なのよ！　どう見ても幼稚園児だし。むしろ座敷童。っていうか、普通は神様が人間を助けてくれるもんなんじゃ…

剣と魔法。貴族と冒険者。ヒトとヒトならざるもの。そんなよくあるパターンな異世界で、あまりにも長すぎる寿命に暇を持て余したスフィンクスが一匹。砂漠の王者として魔物生イージーモードで…

ご飯がおいしそう、世界観が良い、バトルアクションなどなど…… 複数の作品をテーマごとにまとめて紹介！　だから、読みたい作品が見つかりやすい（はず）！ まぁ、カクヨム公式さんがやっ…

九月下旬のある日。高校一年生の利川大輝は大学生の姉、琴音から自作マンガを読んで欲しいと頼まれ迷惑していた。そんな時入り込んで来た母は、琴音の自作マンガにダメ出しをし、自分が小学生…

アビゲイルが死んだ。 アビゲイルの夫のルーカスから、イライジャの妹のノラへと連絡があった。 イライジャはルーカスに嫌われていたから、直接雇用されていたにも関わらず、ノラへと連絡が…

都内でも偏差値の高い調布学園高等学校に通う高校2年生の宮崎遥人は、容姿こそ悪くないもののクラスメイトと同調しないややひねくれた性格からか教室内でも特に目立たない位置に落ち着いてい…

ハルヒとキョン、大学生活を送る二人はしかし、北高に戻ってきていた。 果たして''探しモノ''は見つかるのか。 （私の）誕生日なので公開することにしました。 文庫版は尾鈴明臣さん…