僕は一度死んでいる。〜ようこそ人ならざるもの達の世界へ〜

──僕は一度死んでいる。

あの世とこの世の中間にある旅館の大旦那である主人公は死んでいるが、生きてもいる。

そんな彼の役目はその中間の世界で死者を迎え、あの世に行くかこの世に戻るかのどっちか決まるまでの仮死者を旅館に泊めて最期まで見守る事。

そこに現れた死後の世界に興味が有る少女が現れて──


巫 琴葉

この作品の主人公で死んでいるが生きていて、不老不死になれる。枯れない桜が咲き誇ると言う言い伝えがある場所で、後継者が見つかるまでの間旅館の大旦那をやらされている。
女みたいな名前が嫌。


神無月 神鳴

死後の世界に興味があり、死ねばその謎解決するんじゃね？と言う軽いノリで死のうと思い、死ぬ前に言い伝えの枯れない桜を見たくて山を登っている最中に脚を滑らせて現在生死をさ迷っている。…続きを読む