新元号『令和』の時代だけど昭和と平成な女の子に居候されて困ってる

九月下旬のある日。高校一年生の利川大輝は大学生の姉、琴音から自作マンガを読んで欲しいと頼まれ迷惑していた。そんな時入り込んで来た母は、琴音の自作マンガにダメ出しをし、自分が小学生の頃の絵の方が上手かったと自慢する。琴音は冗談だと思っていたが、母は自分が小学生の頃に使っていたノートを何冊か見せ、本当だったことを証明した。琴音はそのノートの何冊か持って自分のお部屋へ。
大輝もある一冊のノートに描かれた少女のイラストを眺めていたら突然、その少女が飛び出て来た。真由美と名乗った中学二年生の少女は昭和６１年頃から目覚めたかのように二十一世紀の世の中のことを知らず、大輝の部屋にあるテレビやゲーム機などに驚いていた。大輝と琴音は真由美がいることを両親にばれないよう気遣う。
翌日、真由美は大輝達の通う高校に…続きを読む