「無人○○」を含む小説

『猫月駅』という駅を御存知だろうか。三毛猫が一匹しかいない無人駅の待合室には、不思議な箱が置かれていた。 『見えないあなたへ〜手紙を書きませんか？～』

「ちらし」といっても広告なのか寿司なのか。 それが詰まっていたのは「ポスト」なのか「ホスト」なのか。 忘却の彼方に浮かび上がるのは、さらなる忘却の境地――。

地下組織『Torar』が打ち上げた衛星兵器－－『怒りの日』によって、滅亡の危機に見舞われた人類は、生き残った者達で、巨大なジオフロントである『プラセンタ』に逃げのび、その『大いな…

「幕末×SF×アクション」 ごった煮エンターテイメント。 『人斬り伊蔵』 雨の京都に、伊蔵あり。 『局長権藤』 恥ずかしくて言えなかった。by権藤。 『鬼土片』 敵は無人機、己…

死にたがり氏神とド外道な巫女の、和風ファンタジー。全六話。完結済み。 廃村の外れに建つ社の氏神、初瀬比古命は死を望んで深い眠りの中にいた。 そんな彼を叩き起こしたのは、凶悪・横暴…

オフィス街の深夜は神秘的だ。日中の喧騒は魔法のランプに吸い込まれ、きれいに区画整理されたビルの間を貫く太い道路で、人も車も消えた交差点の信号機だけが相も変わらず律儀な交通整理を続…

「抵抗するものはいっさいを破壊し、すべてを殺せ」――西アジアから中東を征服したモンゴルは、次いで北中国を占領、やがて念願の南宋を狙う。南宋に抗う力はない。都城臨安の無血開城を前に…

夜中に死んだ祖父の部屋の扉が開く。

　主人公・鋼太郎は下校途中の電車の中でいつの間にか眠ってしまい、目を覚ますと無人の電車に一人きりであることに気付いた。 　そこは見知らぬ地下の駅。 　電車を降り、階段を上がる…

松田涼子は高校生。目指しているのは、戦闘機のパイロット。 夢物語と言われるかもしれないけれど、自分じゃそうは思わない。ちゃんと勝算がある。 「だって空自には、航空学生っていう最短…

人類が銀河系に広く散らばった時代、多くの人は恒星間移民船で星間空間を移動しながら暮らしていた。恒星間移民船は一つの社会単位として機能し、そこに暮らす人々は船を制御する人工知能…

森の中。 木々に囲われた駅。 誰もいない駅。 そこには人がいた。

　ロシアに降った隕石が吹き上げた粉塵が北半休を覆った。本来は夏であった北半球地域周辺では、天候不順や極度な気温の低下をはじめとした異常気象に見舞われる。 　それは主人公、レイチ…

『――だからね、ロボット兵器なんてナンセンスなんですよ』 　そんな風に言われた時代に、ドクターＲと名乗り、ロボット兵器以外は認めないと各国に攻撃を仕掛けた男がいた。 　冥王星軌…

　人類が宇宙へ進出し、各惑星に移民していき、そこから更に様々な技術が発展していく中で、男という人種が極端に少なくなっていった。 　そして現在、宇宙に居る総人口6000億の中でた…

地震と発電所の事故の影響で閉鎖されてしまった地区に流れるラジオと、主人の帰りを待つロボットのお話です。 !! 閲覧ご注意ください !! 東日本大震災を思わせるような場面がありま…

同級生の彼女が住む屋敷はあまりにも広大だった。 薄暗い廊下は果てしなく続き、至るところに分かれ道があった。 おまけに時折そこを無人電車が通過していった。 しかも、どうやら得体の知…

高校生、伊佐那　潤は異星人の少女に出逢った。彼は宇宙人の戦争　——　天の川銀河の一部を領土とする軍事国家とレジスタンスの戦い　——　に参加する。格闘戦、剣技、銃撃戦、無人戦闘機、…

放射能汚染により、人類がスペースコロニーに住処を移してから数百年。 コロニーの寿命により、人々は再び故郷の星に帰る方法を探っている。 八度の無人調査機派遣を経て、初めての有人調…

「どうしてこんなことになったんでしょ？」 「全部貴方のせいよ」 地球に住む人類が人口の大部分を減らして、様々な生活物質を製造するロストテクノロジー「工廠」の周りに縋るように生…