「もの 妖怪」を含む小説

父が遺した中華料理屋「蓬莱軒」存続の瀬戸際に立っていたあたしの前に、中華鍋を背負った青年シーフーが現れた。 ぼーっとしてるくせに、歯に衣着せないシーフー。腕は確かだが変人の料理人…

それは梅雨明けを迎え、本格的な夏の訪れが感じられたある日。 A子が見つけてきたとあるホラーサイトから始まった。 【家子さん】は妖怪とも妖精とも言われる存在で、忘れてしまったこ…

【ノーカット版本編始めました！　こちらは「戦うイケメン」中編コンテスト用に文字数を削ったものになります】 ※2023年11月追記： 本編第１部の書籍化が決定しました！ 角川ビー…

苛められっ子だった少年は、ある日奇妙な女性と出会う。その女性は少年に代わり苛めっ子へ復讐してくれると言うのだが……。 人は、妖怪は、どこまで残酷になれるのか？ 次々に人を不幸へ…

城跡公園の中にある四季を閉じ込めたような「四季庭園」そこにはお茶屋があるのだが、ここの店主、実は化け猫だった。この物語は正体を唯一知る男子中学生との何気ないおしゃべりを描いたもの。

この世界には『手紙屋』という商いをしている集団がいる。 どんなに住所を伏せていても必ず現れ、生きた人間すら運ぶ運び屋。 彼らは誰かは分からない。 実は妖怪なのかも、なんて噂すらあ…

美しい妖怪『白面金毛九尾弧』を救おうとしたら、凶悪な妖怪たちに体の大半が奪われた男子高校生の星月崇。 死に向かうだけの運命のさなか――白面が自分の心臓を崇の身に移し、命を救った。…

ひと月前、『界南学園高等部』に転入してきた風蓮春花は、ある使命に基づいて『ショートカットの少女』を探す。 ある日、初めてできた友人の琴美から『緑の図書館』の噂を聞いた春花は、学校…

　車で日本各地を旅することを愛する私。 　そんな私は鳥取県米子市にある、とある神社を訪れるのだが…。 　米子市およびその周辺にある名所をご当地の神話、伝説、昔話、有名人などに絡…

人を喰らって生きる妖鳥 “鸞（らん）”。 主食たる人間を効率よく狩るため、同じ人間の姿で生活することを選んだ鳳凰の雛を始祖とする一族である。狭い里には狭い里のルール、独自の価値観…

「銀月より変若水したたる十二月」の続きです。 続きを書いてしまったし、さらに続く予定です。 誰がなんと言おうと、わたしはこういうライトな怪異ものが好きなのだなぁ。 ※前作よりさ…

※近況ノートを使った表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330665135013848 　もとは「猫」…

　人類は蹂躙された。 　令和三年十月一日――突如発生した眩い光。 　それと共に現れた猫又と呼ばれる化け物達の手によって、人類の大量虐殺が行われた。 　その圧倒的な戦闘力の前…

修学旅行で秋の京都にやってきた弐朗と刀子。いざ清水と意気込む二人に、ヨズミが言う。「今、京都では連続襲撃事件が起きている」とーー。血から刃物を作り出す血刀使い、阿釜弐朗が、京都の…

　地震をきっかけに霊体や妖怪などの妖（アヤカシ）がうろつくようになった現代の日本を舞台とした和風ファンタジー。 　異能者とアヤカシが戦う世界に青龍寺 環（しょうりゅうじ　たま…

かつてルシャールの乙女と邪神の戦いが起こった砂漠の街アルク=エプ。かの街に妖術師アル=ランが訪れ、己の慾望のままに振る舞い人々を恐怖で支配する。しかしそれに比例して、アル=ランの…

幼い頃に都市伝説や奇談にハマり、趣味が高じて小説家になることを志した僕のもとには、なんとも奇妙な相談が舞い込んでくる様になった。 その中には本当に奇妙なものが多く、厄介でかつ不可…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330668043383556 　とある「降…

よく疲れてしまう男子高校生の 蓮沼君は、隣の席の三眼さんがちょっと気になる。 ある日疲れ切った蓮沼君に、三眼さんが話しかけてきた……。 そして放課後、蓮沼君は……ピンチ！？ …