「❤️がつかない」を含む小説

人をイラつかせることに進化したモンスターに強襲され討伐隊は全滅。生き残った新人冒険者は生存を賭けて同じくイラつかせながら最適解を探る。

中学三年生の露草は部活の帰り道、桜並木を歩いているところで不思議な声を聞いた。声の主は桜の木だと言う。 桜の主は露草が選ばれたと告げ、彼を『雲世界』なるところに飛ばしてしまう。 …

幽霊、神霊、妖怪変化……現代科学で説明のつかないものを「超常存在」と呼び、日夜その被害に対処するべく活動している「籠目財団超常災害対策課」。このシリーズは、本編を書く前に勝手に生…

「長官がずっと追い求めていた押し込み強盗の元締めが長次だったというのが、いちばんの驚きだったようです。しかも死ぬ間際に自白したそうで」 「死ぬ間際って？」 篠塚は目を見張った。 …

フランス製菓店を店舗におくその本社で働く既婚者の登坂輝。地方営業へ行った際に久米という二十代の女性に一目惚れをし、その日の晩二人は恋に落ちる。その間に彼の妻である莉花は娘の結衣を…

新婚まもない火乃香は夫の転勤で、ある地方都市のタワーマンションに引っ越した。モダンで豪華な新居にウキウキしていたのもつかのま、夫に浮気の気配が？ そして、日常的に起こる怪異はし…

　神崎美奈子が名刺を渡すとき、相手の反応は大抵決まっている。困ったように眉をひそめ、こういうのだ。 「心霊、相談？」 　はい、と元気よく答えれば、玄関の扉を閉められたり、怪訝…

美醜逆転世界の国の一つ、アルガディア王国の第二王子であるルキウスは精霊とのパートナー契約を行う。しかし、精霊は美しいものを好むと言われており、ルキウスはこの世界では不細工中の不細…

30歳無職の実家ぐらし自宅警備員(ニート)の俺は親の脛をかじりながら日々を過ごしていた…そんなある日、ついに両親にブチギレられ、家を追い出されてしまった…理由はどうであれ職にもつ…

　とある中国地方にある地方都市の市長と議会の対立がエンタメと化している昨今、地方自治体の政策や議会運営に対し注目が向け始められている。ネット環境の充実とともに「解放された議会」と…

米一丸喜一は故あって一人暮らしを始めることとなった。 そのための買い物をし、夕暮れの公園で一休みをしているとある少女と出会い差し出された紙に書かれたいろは歌を読めるかと尋ねられ…

西暦二千二十八年、科学は進み人々は偽りの光で夜を照らし闇などなかったかのようにその繁栄を謳歌していた。 だが、光が強まれば影はその濃さを増し、濃すぎる影は闇と区別がつかなくなって…

インスタで友達にガンガン、メッセージ送る。 もう友達じゃないの？だったらブロックしてちょうだい！諦めがつかないから！ 貴女を巻き込んでやりたい事たくさんある。 正確には東京観光し…

雪降る夜、高校生の碧海祥寿は黒いレインコートをまとう何者かに襲われた。 たまたま居合わせた仲間の助太刀で辛くも生き延びたものの、襲撃者に諦めた様子はない。 どうして自分が襲われ…

俺の家は代々“見える家系”で死ぬほど幽霊に囲まれて生きてきたし、幼い頃から幽霊と生者の区別がつかないほどで慣れてはいる。 だが……いま、困った事になっている。 毎朝、俺の隣…

『　フラストレイテッド・オーサー。 　それが私に付けられるべき名前である。 　私は苛立った作者なのである。 　自らの作品に読者がつかぬことに怒り狂った作者なのである。 　それが自…

主人公、灰鹿新太（かいがあらた）には、彼女、白山陽葵（しらやまひまり）がいた。 彼女との一年記念日の日。新太は唐突に彼女から別れを告げられる。 そして、その日から彼女は姿を消した…

とある終末、東京という地下街に数千万の人々が共和国という国を作り、暮らしていた、そんな終末。 歴史とも神話ともつかない、ただ今の私達のルーツだと、そう言われている真偽不明の東京の…

レーサーを目指す飛行少年カイはある日黒い翼を持つ天使の少女を跳ね飛ばして瀕死の重傷を負わせてしまう。――鳥との衝突がバードストライクなら、天使との衝突はエンジェルストライク？　少…