「語りのみ 短編」を含む小説

　ネット小説家のTwitterアカウントを見ていると、非常によく見かける愚痴あるいは嘆きが 「作品を読んでもらえない」 「感想がつかない」 　といったもの。 　自分には小説書…

心地よい風が吹いている学校の屋上。 そこには、落ち込む先輩の姿があった。 僕は、先輩を励まそうとするが、上手くいかない。 そんな僕に先輩は問いかける。 「なぁ、君は世界の中心って…

コロナ禍の時代、初めて経験するこの事態に、私たちはどう生きれば良いのでしょうか。ノンフィクション。当事者による真摯な語りが時代の精神を伝えます。

ただ実際に、私が見た夢を書き起こしたいわゆる夢日記です。 夢を見た後の語り、というよりは夢の中で実際に見た、感じた事を書き起こしているので、読みにくさあると思います。その点は夢…

進路に悩む僕と、公園で鉢合わせたおじさんとのサイドキック語り

男子中学生の涼は、ひとつの秘密をかかえていた。 その秘密を隠すため誰とも深い関係を持たず過ごしてきた。 そんなある日隣の席の頼子にその秘密がバレてしまう。 頼子はその秘密を守る為…

就職したばかりの三井楓《みつい かえで》は会社では上手くいかず、落ち込んでいた。 ある日の帰り道、昔同級生だった、嬉野風季《うれしの ふうき》と再会する。 喫茶店の店員である嬉野…

とある母親の語りです。二〇二一年夏ならではのお話。 短いので簡単に読めます。隙間時間にでもお読みください。

《物語群1》 人間を藝術として用い, 殺戮を続ける天族の戦闘と, 彼に追従する《領有》候補の人間に神官達の物語。処刑者ノイルや群雄といった他の《物語群》とも密接に関係する。 …

とある噂にまつわる話を、少年は語り始めた。

七夕。それは織姫と彦星が一年に一回だけ会うことができる特別な日。 そんな特別な日に短冊に願いを込めて空へと届ける。 高校生カップルである二人はいったいどんな願いをその短冊に込める…

公園のベンチで、木々を見上げながら君は言う。 ――俺はさ、夢を諦めた人も認めてあげるべきだと思うんだ。 そうして、少年は夢への想いを語りだす。

『完全な真空』という作品がある。 スタニスワフ・レムが書いた「非実在書籍に対する（架空の）書評集」だ。 かつて、ホルヘ・ルイス・ボルヘスは『ハーバート・クエインの作品の検討』と…

起承転結を交互に書いて一つの短編をつくる、交換小説。 自由すぎて手が付けられない？！ いつかは何十人の仲間と書き合って壮大な物語を綴りたい。 stand.fmにて絶賛ラジオ放送…

とある語り部の記憶の中のお話を、一つずつ

語り部の康太は人の言葉を上手く理解できなくて社会に馴染めなかった。康太の兄は暇につけ込んで生活費を手渡し、母の面倒を見るようにしていた。 今日もファミレスで手渡される。

かつての栄光を、冗談のように話す教授は今日も語り出す。 少女と竜の悲しき物語を紡ぐその姿だけは、今日しか見れないかもしれないが。 追憶だけが教授をあの頃へもどす。 ※一話完結型…

中学生の時に抱いた恋心は未だ棘となって時計の針は進まない。 ヤマ無しオチ無しイミ無しの自分語り。 初投稿、テスト的な文章です。 登場人物 自分 その人

突然友人が言った「なぁ、ヤンデレな姉ちゃんっていいよな」 ＊不定期更新のショートショート短編集

――君との思い出は、全部夏がくれたものだ。 　夏休みの間だけ涼の住む地に遊びに来る少女、香夜は体があまり強くなかった。 　その後ただの貧血と思われていた症状が病気だと発覚し、彼…