「ただぼんやりと」を含む小説

色々と、思った事を、書き連ねていく、日記的な、ナニカです。

　目が覚めると見知らぬ場所で寝ていた兵藤は、自身の名前をぼんやりと覚えているだけで他の記憶を全て失っていた。 　そんな兵藤に2つの人影がゆっくりと近づいてくる。 　突然、その…

嫌々ながら誰もいない故郷の家に帰った女の話。 真新しかった現象も、再演を重ねるうちに自身すら固有名詞を失って、ぼんやりとした歯車による名も無い寓話に成り果てる。

　ふと思いついた掌編をまとめた掌編集。 　一話完結。あまり集中せずにぼんやりと文章を読みたい方にお勧めです。 　基本的に書きたいように書きました。コンテスト規定文字数に達したため…

冬の情景をぼんやりえがく。そんな感じ。（※重複投稿作品）枯谷落葉 cc1

人生を変えたいと思いながらも何も行動を起こさず、ただぼんやりと働いて生きてきた男、矢内。残業で遅くなった帰り道で出会ったのは、奇妙で不思議な女子高生ラッパーだった…！

あと少しで高校卒業を控えていたアキトはぼんやりと人生のことを考えては娯楽で現実逃避をしていた。何の取柄もなくこれといって人に頼られることのない平々凡々な人生は、どんな波を立てよう…

　半年前、私の愛した女性は毒を飲んでこの世を去った。私の友人はすべてを知っていて、何も言わなかった。 　ああ、だが、私に彼を責める権利があるだろうか？　忙しさにかまけ、彼女に何が…

【スニーカー文庫編集者】カクヨムプロットコンテスト【担当なります】参加作品。人類滅亡後の世界で逞しく生きる狼獣人の青年と相棒のアンドロイドが、霊の憑いた剣を見つけて彼女の願いを叶…

母親が死んだ。つい最近のことだった。腹は減っているのに、食べることは面倒で、ただぼんやりと過ごしていた。そんな俺が犬だか猫だかわからないかみさま異世界に召喚されて、動物達に料理を…

　日ごろから「創作に役立つかも？」と思って書き留めていたものを、少しずつ公開していきます。 　テレビやネット、ラジオや新聞書籍など、さまざまな媒体の情報と触れる際に、「これ、あの…

部屋の隅に溜まって動かない、ごみ屑のようだと母から言われるアラベラは、黴令息と呼ばれる侯爵家のアティカスと婚約をした。婚約者のアティカスから婚約破棄の文書を受け取り、アティカスは…

ぼんやりした境界線を葬儀で引く

最後にぼんやりと記憶に残ったのは車に轢かれた痛みだった。 薄れゆく意識のせいか死んだ後の事が脳裏に浮かぶ。 天国に行けたら良いな 貴方はもし死ぬとしたら天国に行きたいですか？…

古川秀が少年時代の古川（以下秀）と生活を共にするようになって一ヶ月が経つ。秀は一か月前に古川のアパートにいつのまにかいて、そのまま居ついてしまった。古川がなぜ自分のアパートにきた…

娘までいるのに、なぜ僕は幸せになっていられないのか。 燐は早くから家庭を築き安定した日々を送っていた。しかし心の中にはまだ何か分からない物足りなさを常に感じていて、やってはいけな…

「おお、生きてるぞ～」 顔を寄せた刑事が叫んだ。 その横で可不可が長い鼻を突き出していた。 ふたりの警察官に抱きかかえられて、棺桶からよろよろと立ち上がった。 掘り返された墓穴の…

伯爵夫人のフランシールは、気が付いたら実体のない体で空中に浮いていた。さっきまで、段々と呼吸が浅くなって自分の体温が下がるのを感じながら、泣きじゃくる娘の顔を見ていたのに……。娘…

少女はぼんやり考える （この先行き止まりだったらやだな…）

結ばれないからこそ、想い続けられる愛は存在する。 ────あらすじ 主人公の佳奈は、以前好きだった一志と再会する。しかし、彼は佳奈を振って他の女性を選んだ男。思い出の中だからこ…