創作に役立つ(かもしれない?)単語・用語メモ
緋雁✿ひかり
【間違えやすい語句】※表記の誤用編
【表記の誤用編】
×=誤用
△=誤用だが、間違いとも言い難いとの説も
▲=誤用とされていたが、現在は正用に含まれる(含まれつつある)
〇=正用
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Q:間違っている部分が分かりますか?
(答えはページ後半で)
×愛想をふりまく →
×青田刈り →
×足元をすくわれる →
×頭に留める (※注意して聞くこと)→
×頭を
×蟻の入り込む隙も無い →
×石にしがみ付いてでも →
△一生懸命 →
(※現在ではほぼ同義語として使われている)
×至せり尽くせり →
×上へ下への大騒ぎ、×上や下への大騒ぎ →
×
×押しも押されぬ →
×お名前を頂戴できますでしょうか →
×お召し上がり下さい →
×お目にかなう →
×思いもつかない →
×お休みをいただいております →
×風の噂に聞く →
×肩をなでおろす →
×過半数を超える →
×~を
×噛んで含むように →
×危機一発 →
×
×(敬語として)ご一緒します →
×公算が強い →
×声をあらげる →
×采配を振るう →
×三歩下がってついて行く →
×しかめつらしい (※まじめで堅苦しい)→
×時期早尚 →
×舌の先の乾かぬうちに →
×嗜好を凝らす →
×社交辞礼 →
×照準を当てる →
×食指が伸びる →
×尻をまくって逃げる →
×素人はだし →
×
×すいません →
×寸暇を惜しまず →
×そうは問屋が許さない →
×双壁 →
【代替】×だいがえ →
×例え~だとしても →
×短刀直入 →
×T字路 →
×出る釘は打たれる →
×堂にはいる →
△土地勘→
×飛ぶ鳥跡を濁さず →
×取りつく暇がない →
×とんでもございません →
×とんぼ帰り →
×二の句が出ない →
×二の舞いを踏む →
×熱にうなされる →
×波紋を投げかける →
×早起きは三文の得 →
【汎用】×ぼんよう →
【一段落】×ひとだんらく →
×ひとつ返事 →
×微に入り細に入り、微に入り細にわたる →
×火蓋を落とす →
×火を見るように明らかだ →
×物議を呼ぶ →
×懐が広い →
▲的を得る →
×眉をしかめる →
×眉を潜める →
×満天の星空 →
×身入りのいい仕事 →
×無実を晴らす →
×目鼻がきく →
【漸く】×しばらく →
×予防線を引く →
×〇〇様でございますね? →
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×愛想をふりまく → 〇愛嬌をふりまく
×青田刈り → 〇青田買い
(※刈るのは稲で、田んぼではない)
△足元をすくわれる → 〇足をすくわれる
(※掬うのは足元ではなく足)
×頭に留める → 〇耳に留める
(※注意して聞くこと)
×頭を
×蟻の入り込む隙も無い → 〇蟻の這い出る隙もない
×石にしがみ付いてでも → 〇石にかじり付いてでも
△一生懸命 → 〇一所懸命
(※現在ではほぼ同義語として使われている)
×至せり尽くせり → 至れり尽くせり
×上へ下への大騒ぎ、上や下への大騒ぎ → 〇上を下への大騒ぎ
×
×押しも押されぬ → 〇押しも押されもせぬ
×お名前を頂戴できますでしょうか → 〇お名前を伺えますでしょうか
×お召し上がり下さい → 〇召し上がって下さい
(「召し上がる」に「お」を付けるのは二重敬語)
×お目にかなう → 〇お眼鏡にかなう
×思いもつかない → 〇思いも寄らない
×お休みをいただいております → 〇休みを取っております
×風の噂に聞く → 〇風の便りに聞く、人の噂に聞く、街の噂に聞く
×肩をなでおろす → 〇胸をなでおろす、肩の荷が下りる
×過半数を超える → 〇過半数を占める、半数を超える
×~を
×噛んで含むように → 〇噛んで含めるように
×危機一発 → 〇危機一髪
×
(「切欠」は物の一部が切り取られ、欠けている様子)
×(敬語として)ご一緒します → 〇ご一緒させていただきます、お供させていただきます
×公算が強い → 〇公算が大きい
×声をあらげる → 〇声をあららげる
△采配をふるう → 〇采配を振る
(※采配とは戦国武将の持つ団扇のような形の指揮棒で、奮うものではなく振るもの。但し「振るう」という漢字を当てて正しいとする辞書もある。また、マスコミなどでも「采配をふるう」が常用語として指定されている)
×三歩下がってついて行く → 〇半歩下がってついて行く
(「三尺下がって師の影を踏まず」との混同)
×しかめつらしい → 〇しかつめらしい
(※まじめで堅苦しいの意。「しかめ面」と混同した間違い)
×時期早尚 → 〇時期尚早
×舌の先の乾かぬうちに → 〇舌の根の乾かぬうちに
×嗜好を凝らす → 〇趣向を凝らす
×社交辞礼 → 〇社交辞令
×照準を当てる → 〇照準を合わせる
×食指が伸びる → 〇食指が動く
(「触手を伸ばす」と混同)
×尻をまくって逃げる → 〇尻尾を巻いて逃げる
(尻を捲くるとは「戦闘態勢に入る」意)
×素人はだし → 〇玄人はだし
(素人なのに専門家が驚くほどのすぐれた技芸や学問をもっていること)
×心血を傾ける → 〇心血を注ぐ
(※全身全霊をかけて物事に取り組むこと)
△すいません → 〇すみません
(「すみません」が言い易く変化した口語で、文書やビジネスシーンなどで使うと失礼にあたる可能性がある)
×寸暇を惜しまず → 〇寸暇を惜しんで
(わずかな時間すら惜しんで物事に取り組むという意味)
×そうは問屋が許さない → 〇そうは問屋が卸さない
×双壁 → 〇双璧
【代替】×だいがえ → 〇だいたい
×例え~だとしても → 〇
(「例えば~」「~に例える」と混同)
×短刀直入 → 〇単刀直入
×T字路 → 〇丁字路
×出る釘は打たれる → 〇出る杭は打たれる
×堂にはいる → 〇堂にいる
(※学問や技術が優れ、身についていること)
△土地勘 → 〇土地鑑
×飛ぶ鳥跡を濁さず → 〇立つ鳥跡を濁さず
×取りつく暇がない → 〇取りつく島がない
×とんでもございません → 〇滅相もない、恐れいります
×とんぼ帰り → 〇とんぼ返り
×二の句が出ない → 〇二の句が継げない
×二の舞いを踏む → 〇二の舞いを演じる
(「二の足を踏む」との混同)
×熱にうなされる → 〇熱に浮かされる
×波紋を投げかける → 〇波紋が生じる
(「一石を投じる」との混同)
×早起きは三文の得 → 〇早起きは三文の徳
【汎用】×ぼんよう → 〇はんよう
【一段落】×ひとだんらく → 〇いちだんらく
×ひとつ返事 → 〇ふたつ返事
(※気安く返事をすること)
×微に入り細に入り、×微に入り細にわたる → 〇微に入り細を
(※きわめて細かなところまで気を配る)
×火蓋を落とす、×火蓋を切って落とす → 〇火蓋を切る
(「幕を切って落とす」と混同)
×火を見るように明らかだ → 〇火を見るより明らかだ
(※悪い結果が予想される時に使う)
×物議を呼ぶ → 〇物議を醸す
×懐が広い → 〇懐が深い
▲的を得る → 〇的を射る
(※現在はどちらも正用とするのが主流)
×眉をしかめる → 〇顔をしかめる
×眉を潜める → 〇眉を
×満天の星空 → 〇満天の星
×身入りのいい仕事 → 〇実入りのいい仕事
×無実を晴らす → 〇無実の罪を晴らす
×目鼻がきく → 〇目端がきく
【漸く】×しばらく → 〇ようやく
×予防線を引く → 〇予防線を張る
×〇〇様でございますね? → 〇〇様でいらっしゃいますね?
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