「そして空へ」を含む小説

俺は颯爽と空を滑空している

明日、日本に隕石が落ちて世界が終わる。そんな静まり返った国道沿いのコンビニで、最後のシフトに入った二人。バイト終わり、見上げた空に浮かぶ隕石を背にーーーー。

◆はじめに◆　　 毎日の空に「空の名」を見出す、特異な感覚を持った18歳の大学生、平野カンナ。友達も作らず、中高を図書室で過ごしてきたカンナの前に、はじめてほんとうに言葉が通じ…

　街は時と共に積み上がって行き、やがてそれ等は都市に至る迄に膨れ上がって行く。その先に広がる未来と云う名の青い空。けれどもそれは同時に過去をも含んでいて……。 　 　ふと覚えた妄…

この世界は、呪われている。 死の霧に呪われた大陸ウィスタリアに住む人間は、刻印式という技術を持っていた。瘴気と呼ばれる呪いに対抗するため、ウィスタリア国軍は刻印式を使った実験を始…

「世界が終わる」 　その噂が広がり始めた春の終わり、私は不思議な青い球体を持つ少女と出会った。 　彼女の名は憐華。 　私の胸元で光るペンダントと、彼女の持つ球体には、世界を変え…

神様に拾われたわたしはチートの代わりにステータスを与えられて異世界に転生した。 前世の記憶は曖昧にボヤけているが、今世こそは同じ過ちを犯すまい。居安思危でいこう。 産まれ落ちた異…

北国の村に住む冬が大きらだった少女明子の物語

もうすぐ雪の季節。 水の精たちは雪として空から舞い降りるための準備中。 しかしキレイな粉雪になるためには、女王に粉雪会費を納める必要があった。 ベシャベシャの大雪になって人間には…

「幻影獣」と言われる怪物に蹂躙される世界。平凡な少年・澄空悠斗は、ある日突然「世界最高のＢＭＰ能力者」と断定され、ソードウエポンの称号を持つ少女と共に、幻影獣との戦いに身を投じて…

遠い未来。 人類は地上とそこに築き上げた文明の全てを捨て、雲の上に建設した自律型浮遊都市＜ユートピア＞に移り住んだ。太陽と星々の光を動力源に、この巨大な空飛ぶ街は人類に必要なもの…

人間やめて三十路の秋。 黄泉路をいく人魚がふたり。最後の記憶を思い出した屍もふたり。 夢かうつつか。 誰かが嘘をついている。 ひとり。三途の川を漂う船頭がおり。 ひとり。かつて、…

目立ちたい。それは誰もが思うこと。 幼い頃からそれに憧れていた……現在陰キャの少年「空影星気」は、友達(女)を助けてあっけなく目立ちたいという夢は死によって霧散するはず＿＿だった…

様々な事情や経緯で、本国から遠く離れた陽月系外空宙にある小遊島のリゾート地に、空間転移装置で来訪した小野寺勇吾たち十五人は、ある者はバカンスに、ある者は係留している飛空宙艇の改修…

　警視庁捜査一課の古株である宮川源一（みやかわ　げんいち）は、高い捜査能力と経験を振るう敏腕刑事だったが、今では最低限の雑務をこなすばかりの日々を過ごしていた。陰鬱とした事件の数…

皆さんの思い出の本は何ですか？ 私は橋本紡先生の「半分の月がのぼる空」です。 そんな一冊からきっと続いてるはずのエッセイ。

　女性主人公×異世界。 　転移前の記憶を失った龍人少女と、人々から遠ざけられて一人きりだった魔女。 　そんななんにもない二人が、一生懸命幸せを掴み取りに行くお話。 　お腹が減…

警察官の天崎光莉は、殺人未遂の容疑者を追っていた。一方、どこか別の世界ではある重大な事件が起こっていた。

岳斗「おい、目が合ったそこのあんた。　まっ、読んでくれや。」 加那江「そんな適当でいいわけないでしょーが。　失礼しました〜。　このテキトー野郎は澤宮岳斗よ。　そんで、あたしは凪空…

SF世界でスローライフ！？ 猫に無理矢理同居されたり、機械いじりしたり、熊の魔物をヒロインが倒すのを手伝ったり、学園に通ったり。 「ここは、どこだ…？」 -これはのちに「エー…