「魂 ダーク」を含む小説

　前作から二ヶ月後、アリスと鮎美は今でも友情を培っていた。そんなある日、鮎美は思いもかけない再会を果たす。しかしそれは、彼女にとって望まぬ再会であった。そして同じ頃、アリスの母フ…

　魔王と戦い、相打ちとなって果てた勇者。 　正義のために生き、正義のために死んだその魂は、賞賛とともに天に迎えられるはずであった。 　しかし神は、その行いを傲慢非道と断じる。 　…

神と鬼が治める大国、イヴリス。何年もの間、護られていたこの世界は突如として現れた大災厄に抗えなかった。 大地は枯れ、願いは淘汰され、荒れ果てた国には正気を失った神と鬼人のみ残され…

二人の人間を紐で縫い合わせ、一人の化物を生む、非人道的な魔法がある。理性も言葉も忘れて人間を襲う化物は『魔女』と呼ばれていた。研究者が切望し続けているのは、自我を失くした失敗作で…

国家はある存続の危機に立たされていた。令嬢のエリスは、父の命令により七人の死刑囚に守られることになる。彼らはそれぞれ重い罪を犯し、処刑を待つばかりの運命を持っていた。しかし、令嬢…

　とある辺境の村で、いつも通りの日々を過ごしていた9歳の少女【アンリ・パラミール】。 　ちょっと嫌な事や思い通りにならないことがあったとしても、こんな何事もない平穏な日常を、…

戦没した少女。目を覚ますとそこには幻想的な空間が広がっていた。困惑しつつも謎の羊皮紙を見つけて拾い、そして…。 不死鳥の魂を継承した少女はその永遠の命と強大な力をどのように使って…

死神手帳編。神界、冥界、魂界、式神を巻き込んで悪事を砕く為動き出した。 　この世の不条理、晴らして見せましょう警死庁。異論、反、barrenness（不毛論）。総理、総理、I'm…

――貴方はわたしの誰よりも大切な『××』。 よく聞き取れない声でそう言って、死神は小さな笑みを浮かべた。 アルビノ気質なその少女には、すべての記憶がなかった。 しかし、そ…

　主人公の末成 千道は、ユーサネイコーに転移した。世界が滅ぶ予兆を聞いたので、人々を守る組織であるソフィスタに入団する。解決するには、八人の団長たちの力が必要だと考えた。そのうち…

東池袋で突如発生した爆発テロ。 そこに巻きこまれたコウヤの目に映るのは、鬼の姿をした異形の『悪魔』だった。 街で多発する不審な死、はびこる不気味な噂。 仲間の死に、視力を失った…

この国は、各地に、数多の地主神が祀られている。 平時は実りと豊かさをもたらす和魂だが、ときに荒魂となり、災厄をなす。 その荒魂を鎮め、和魂に還す役割を担うのが、巫師と呼ばれる者た…

――やはり魂は、腐っているほど美味い。 ヘルヴェティア王国で第十三警備隊長を務めるアーシェ・シェヴェロウスカヤ中尉。 見た目は子どもながらも軍の中尉という役職に就いている彼女だ…

悪魔は娘と契約し、幸福にしようとする。その魂をより美味に食べる為に。 ・雨蕗空何様の『同じ文末で物語を〆る企画〈びっくりするほど不味かった。〉』の参加作品です。 https:/…

「あなたの罪、ここで裁きましょう」 この世に未練を残し、死霊としてこの世に留まる魂達。 そんな彼らを使役しながら、罪から逃れたひとでなしの悪人達を裁く処刑人の青年がいる。 彼の…

この物語は、キミへの挑戦だ。 表面上はコメディに見える部分もあるだろう。だが、そこには深い真実が隠されている。その真実にたどり着いた時、キミの見ていた世界は一変する。キミは何…

──『この世はすべてひとつの舞台、男も女も、人はみな役者に過ぎぬ』。 そう……皆が役者なら、これが私の舞台でしょう？ メドゥーサを封印された、世界の片隅に生きる私のお話。 円…

「僕」を裏切り彼女を奪った友人への殺意を抱く主人公。ナイフを手にした「僕」はその凶器に『黒闇姫』と名前を付ける。「僕」の殺意の結末は？生まれては消えて、また生まれてくる殺意の存在…

『皇族を殺せ。緑の瞳を持つ子は一族の怨念を果たす。さもなければ一族は滅びる』 　それは、ツィンクラウン帝国の第四皇女にして、忘れられし呪術師の一族リンドル家の血を引くアリアリー…

　この世界は死後の世界。しかし人間の尊厳なんてものはない。一方的に化け物によって殺される世界だ。二度も死を経験する人達。それはもう生き地獄そのものだ。 　しかしある時三人がこの世…