魂たちの放浪旅 -Part 1- 選り取り彩り日常

Hs0(へそ)

用語集と登場人物

 本編で出て来る用語集と、(主な)登場人物です。


 ※多少の『ネタバレェ〜』は不可抗力ですが、


 「世界観をザックリ知りたい!」「誰だか分からなくなった!」


 という方は、どうぞ!



【ユーサネイコー】


 本作品の舞台となる、銀河のどこかにある惑星。全ての生物は魔法が使える。『シニミ』という怪物が彷徨っているが、急激に増加したので『精神災害警報』が出され、素晴らしい地獄と化した。



【魔法】


 ユーサネイコーに住む全ての生物には血液と魔力が流れている。そのため、魔力を外に排出する事で、魔法を撃つ事が可能。『基礎魔法』『応用魔法』『特有魔法』『唯一魔法』の四種類に分けられる。



【ソウル】


 『特有魔法』の別名。使用者の魂に基づいて生まれた魔法。理論上では、全ての生物が放てると言われるが、実際に顕現する確率は、十六歳の時点でおよそ七割程である。同じソウルであれば、同じ魔法を撃つことが可能。



【国際世界組織】


 ユーサネイコーの平和を維持する為に作られた、五つの組織。政府、研究所、医療機関、警察官、調査団がある。表向きでは手を取り合っているが、裏ではお互いの仲が良い所と悪い所の差が激しい。



【テレスコメモリー】


 主人公が使う武器。分類上では『杖』だが、どう見ても望遠鏡である。十二年前の『英雄』が使っていたとされ、『勇者』が中に閉じ込められている。凄い大欠損しており、本来の力を発揮するには部品を集めないといけない。



【シニミ】


 ユーサネイコーに存在する、生物の血肉を主食とする怪物。特に、人間が好物。最近増加したので、警戒されている。異様な形をしているので、一目でわかる。強さも幅広く十段階のランク分けされている。ランクが高い程、知能と魔力量が高いので、普通の人間として生活する事も出来るらしい。



【ナイトメア】


 全ての元凶。古代から封印されては幾度となく復活する、狡猾なシニミの始祖。十二年前にも復活したが、英雄によって封印された。だが近年では、シニミの数が増加しているので、また復活する目途が出て来てしまっている。



【精神災害警報】


 シニミが急激に増加した為、ユーサネイコー全体に発令された警報。精神的弱体を催促させ、最終的にはしか考えられなくなる『精神災害』という病気を注意喚起する為にあるのだが、かえって人々を不安にさせてしまっている。



【MBH】


 ユーサネイコー上で『最も残酷な死に方』と言われる状態。端的に言えば『堕落バスター』である。精神災害を長期間患っていると、身体から魂が飛び出して、負のエネルギーを中心に、新しい肉体を宿す。ここから元の状態に戻ったケースは、一度も発見されてない。



【六家罪】


 太古の時代から存在している六つの家系。ナイトメアを復活させる『手立て』を知るという身も蓋もない迷信から、迫害され続けている。正体を隠しても『とある部位』を見られてしまったら、一巻の終わりである。



【ケルリアン王国】


 本編の舞台となる、ユーサネイコーの中にある王国。美しい花畑が有名であり、気候も穏やかなので、毎年豊作である。中心には『ケリックス宮殿』があり、バーバラジィ家が統治している。



【国際世界調査団】


 主人公達が所属している組織。総団員は約五万人。またの名を『ソフィスタ』という。八個の団に分かれており、ユーサネイコー各地で巻き起こっている難解事件を調査する。団長同士の仲は悪くなってしまった。



 千道


 すえなり ゆき。主人公。日本、神奈川県生まれであるが、右目を失った事をきっかけに居場所も失い、ユーサネイコーへ飛ばされるが、生き延びてソフィスタに入団し、勇者と共に未知の世界へ足を踏み入れる決意を抱く。


 本編では主に『ケルリアン王国』を放浪するが、毎日怪奇な経験をする。



 茶寓


 ちゃぐう おの。二代目・ソフィスタ総団長。千道に居場所を与えてソフィスタに入団させた。立場的にはソフィスタの中で一番偉いが、実は戦いに不向きなので毎日書類関係を捌くという、をしている。真相を見つける為に奮闘する千道を陰から支えており、自分の能力を発揮する日を、待ちわびている。



 勇者


 十二年前の『勇者』。ナイトメアによって、自分と『英雄』のを抹消されてしまったので、名乗る事すらも叶わない。現在は、テレスコメモリーの中に閉じ込められている。千道と一緒にユーサネイコーを放浪し、欠損部分の部品を見つけて脱出するのが目標。千道のにも行き来が出来るが、千道曰く姿は全く見えないらしい。




【エレガンティーナイツ】


 ソフィスタの中にある団の一つ。総数は約四千人。男女比はほぼ同じで、美しさに長けている。本拠地名は『ブルーム・ランウェイ』と言う。ステージや訓練場、中庭やマネキン室などがある。主な種族は人間。



 凱嵐


 しらつる がいらん。ソフィスタの団の一つである『エレガンティーナイツ』の団長。トップモデル(または女優)としても活躍しており、世界中のファンを抱えている。王室から『連続殺人事件』の真相を託されたので、必ず突き止めようと奮闘する。リンゴを片手で粉砕する事が出来る。

 かつては英雄と勇者の親友だったが、現在はその記憶を完全に抹消されている。その影響か、他の団長を心の底から嫌悪している。



 仁


 ちょう じん。エレガンティーナイツの副団長。観察眼が鋭く、興味を持ったモノを追求する癖がある。一目見ただけで具合を察知する事が出来る程、団員の管理もしている。リンゴを片手で粉砕する事が出来る。

 凱嵐と共に、殺人事件の手掛かりを探しており、今まで出会った事が無かった『魔力が無い』という特徴を持つ千道に、興味を抱いている。



 祝和


 とういん しゅく。『Part0』の冒頭で、千道を助けたエレガンティーナイツの団員。本編では千道と再会を果たして友達となり、事件の真相を探りに行動する美少年。リンゴを片手で粉砕する事が出来る。

 元から決断力が高いが、『とある地雷』を踏み抜かれると殺意に突き動かされ、に出てしまう難癖持ち。



 餅歌


 こう もち。エレガンティーナイツの団員。千道にとって『初めての友達』となる美少女。六家罪の一人だが、。自身の箒であり、実験の時に使う窯でもある『布団』と本拠地にいる事が多い。リンゴを両手使っても粉砕する事が出来ない。


 そして先に言っておくが、



【国際世界研究所】


 国際世界組織の一つ。またの名を『ミッサイシ』という。五つの『部』から構成され、世界中の異変を研究し、ソフィスタに情報を届けている。茶寓曰く『ズッ友♡』となる程の信頼関係があるらしい。



 旅華


 えい りょ。『地形部』の部長。部長の中では最年少であり、心優しい青年。ユーサネイコー各地の地形を、魔力変動で調査している。いつも陸地や海上を調べる事が多いが、本当は空中が一番好きである。危険地帯などを定める役目を持つが、荷が重く感じている面もある。



 ドーリュ


 ドーリュ・ジュガ。『防具部』の部長。パンチが効いた意味わからん語彙を使い、時々周りを無理矢理ノらせる。魔道具と武器も作れるが、本領を発揮するのは洋服の強化である。しかし戦いに慣れていないので、材料は自己負担にして貰っている。一度集中し出すと、作業が終わるまで自分のゾーンに入ってしまう。



 李杜


 さんしゅう 。『古代部』の副部長。遠出を沢山する部長の代わりに、部員達をまとめている苦労人。古代の魔道具や魔法を研究しているが、元々の文献が少ないので難航中。千道のテレスコメモリーに、強い関心を覚えて部品集めに協力する。



 ミシュク


 ミシュク・カヤシ。『怪物部』の副部長。ミッサイシの中では戦闘系なので、シニミをブッ飛ばす事が出来る。自分が外出する事が多いので、部長はシニミの内臓を調理して食べているという、とんでもない噂の真相を確かめられてない。ソフィスタの為に、ランクが高いシニミの居場所を突き止めるのに尽力する。



 鮎乃


 めい あゆ。『資料部』の部長。情報を資料にして他の国際世界組織に届けるので、ブッチ切りのブラックを極めてしまった。猫背で目の隈が酷く、如何にも不健康な見た目をしているが、大食いは健在している。過労死してしまうんじゃないかと心配されるが、部長の中では一番タフである。



【国際世界医療機関】


 国際世界組織の一つ。またの名を『ヒリングデイ』という。二十番まである扉を受け持つ『本部組』と、世界各国へ飛び回る『出張組』から構成され、世界中から訪れる重症患者を治療する。圧倒的に人手不足なので、一番ブラック企業を極めているが、収入も一番高い。



 霧兎


 えん 。本部の受付をしているので、扉担当ではない。いつも上機嫌で、待っている患者に近況の話をずっとしてくれる。いつか、稼いだお金で豪遊する事を夢見ている。



 理路


 しん 。十三番の扉担当をしている。常に目不足で、定時に上がれる事を願っている。総院長の無茶振りは程々にして欲しいと思っているが、立場を弁えないとリストラされるのではないかと思っている。



 シンサス


 シンサス・クレマ。現在はケルリアン王国へ出張している、大型の男性。柔道をよくやっているので、魔法無しでも相当強い。怪我の治療もするけれど、話を聞く方が向いていると自負している。



 リゲウナ


 リゲウナ・ジョーナ。解剖が得意である、出張組の女性。様々な死因を見てきた為、一目見ただけで適切な処置を提供する事が出来る。現在は、シンサスと一緒にケルリアン王国へ出張している。




【ドラングリィ総軍】


 世界のどこかにいるとされる『大元帥』の権限によって世界各地で名を広め、ソフィスタを滅ぼそうと企んでいる暗殺集団。一般人には素性を隠して、助けたりもするので『いん軍団』と称えられている。



 だいげんすい


 ドラングリィ総軍の頂点に君臨する人物。本名を知っている人はいないと言われており、世界のどこかでソフィスタの動きを監視しているが、その目的は本人にしか分からない。六家罪を探しており、テレスコメモリーの存在も知っている。



 【第四軍団】


 ドラングリィ総軍の中にある一組織。総数は約三万人程。ケルリアン王国に本部がある。本編では、千道やエレガンティーナイツと対抗したり、一時的な協定を結んだりする。



 ガルゼェ将軍


 ガルゼェ・マスカ・ヴァールン。第四軍団の将軍。麗しい姿に圧倒的なカリスマ性で、部下達を纏めている。大元帥の命令で、エレガンティーナイツを滅ぼし、餅歌を捕える為に周到な作戦を練っているが、も実現させる為に、画策している。



 ニノファ大佐


 ニノファ・ラスヘ。第四軍団の大佐。ガルゼェに心酔しており、彼の行く道全てが正しい事であると信じ切っており、邪魔をするモノは容赦なく抹殺する。ガルゼェが相手をしてくれなかった時、急激にヒステリックになり部下達を折檻するので、陰では『般若大佐』と呼ばれている。



 矢弘中佐


 こう 。第四軍団の中佐。部下たちの面倒見がよく、信頼も厚い魚人族。山火事に遭って瀕死状態の所、ガルゼェに助けられて以来、彼の目的を援護したいという気持ちがとても強く、よくニノファと喧嘩している。陸にいる事は少なく、海に潜って掘り出し物を探している。



 豪瀬少佐


 ごう しき。第四軍団の少佐。ニノファの一番お気に入りになるほど、勝気が強くて戦いに特化している鳥人族。空から造反者が出ないかを監視をしている。部下達とタイマンをやって、三万人を連続でブッ飛ばした記録を持つ、大型の女性である。



 知湯大尉


  。第四軍団の大尉。ニノファと同じくらいガルゼェに心酔しており、殺されるなら彼が良いと考えてしまう程。興味があるのとそうじゃない時の、態度の横ブレが激しい。しかし、意外と話は一通り聞いてくれる。チブコとは腐れ縁である。



 快波中尉


 かい らいあん。第四軍団の中尉。身分上は貴族であるが、没落気味である。将軍になれば裕福を取り戻せると考えており、ガルゼェの事を尊敬し、目標としている。坊ちゃん気質が抜けず我儘な部分もあるが、広範囲の攻撃が可能であるので、腕は本物。



 サクロ少尉


 サクロ・シムサ。第四軍団の少尉。ヒョウの獣人族なので、専用の薬を飲まないと人間の言葉は話せない。でも頭の中で理解する事は出来ている。動物言語が話せる人には懐くが、基本的には警戒心が高い。部下に指示する時は、薬を飲むかジェスチャーで伝えている。



 チブコ准尉


 チブコ・ スノヤ。第四軍団の准尉。人脈づくりが上手く、顔が広いのを利用して情報収集をしている。勘の鋭さは上官から危険視される程で、破壊力がある攻撃魔法が得意である。快波とは馬が合わず喧嘩ばかりし、何でも聞いてくれる久観を揶揄うのが好き。



 久観曹長


 ひさ かすり。第四軍団の曹長。年齢にそぐわない見た目をしているので必ず年齢確認されるが、よく身分証明書を忘れる。攻撃魔法が不得意という理由で、他の曹長からいびられる。上官の補佐は正直やりたくない。



 勝田軍曹


 かつまさ。第四軍団の軍曹。同時に十人は投げ飛ばす事が出来るほど、大型で筋肉マッチョな男性。兵士を鍛える為のトレーニングは厳しく、真顔以外を滅多に見せない。実力から考えると、もっと上の階級に行けるが、本人にはその気が全く無いらしい。




【ケルリアン王室】


 約五百年以上にわたる伝統を持ち、六十年前の王位継承により、王朝を『バーバラジィ』へ改名。それ以降、バーバラジィ家はカンバリア2世、リスラム4世、ポーチュリマ3世と続いている。十一年前から起きている『連続殺人事件』の真相を、エレガンティーナイツに託す。



 ケルリアン女王


 ポーチュリマ3世。ケルリアン王国の現女王。知世四年であり、本名をポーチュリマ・カンバリア・リスラム・バーバラジィという。エレガンティーナイツに自国で巻き起こっている事件の調査を依頼するが、



 ペタラム陛下


 ペタラム・チャマリオン。ポーチュリマ3世の夫。エレガンティーナイツや千道に目を向けてくれるが、権利を持っている訳ではないので、助言するのが精一杯である。



 スピラン王子


 スピラン・ポーチュリマ・チャマリオン。まだ青二才だが、次期国王となる立場。母親譲りの冷淡な性格で、エレガンティーナイツには最初から悪意を抱いている。



 サンバァーク王女


 サンバァーク・ポーチュリマ・チャマリオン。スピラン王子の妹。母と兄とは意見が合わない事が多く、王室の中でも冷遇され気味。エレガンティーナイツをこっそり応援している。



【王立近衛兵】


 ケルリアン王室を警備する兵隊。細かく見てみると、歩兵隊や騎兵隊、楽器隊などに分類されており、仕事量の差が激しいとの噂が流れている。



 ジュグラン近衛兵長


 ジュグラン・ヘリオ。ケルリアン女王の側近。フランベルジェを振り回して、大型のシニミを木っ端微塵にする事が出来る強さを持つ、王立近衛兵の現隊長。厳格な性格で、女王の命令は必ず遂行する。



 マトリカ副近衛兵長


 マトリカ・パペーヴァ。ペタラム陛下の側近。物心ついた時からきゅうじゅつを学び、最大50kmまで届くようになった。とはいえ争いはしたくない面で陛下とは気が合い、隙を見てはよくお茶会をしている。



 ペタサイ兵


 ペタサイ・キャテスリー。スピラン王子の専属兵隊で、毎日無茶振りを難なくこなす。強さだとジュグランの次であり、王室にとって敵となりうる存在は、片っ端から暗殺している。



 ロウダデ兵


 ロウダデ・ラゲナ。サンバァーク王女の専属兵隊。どの武器も平均的に出来るが、戦いは好きじゃない。母親や兄と良い関係が築けない彼女を励ます為に、手品を練習している。時折楽器隊の手伝いをするが、何故か毎回サックスを持たされる。




 一目で分かる立ち位置は、こちら!!(近況ノートに飛びます)

 https://kakuyomu.jp/users/henavelro/news/16818093074353873869

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