「窓 百合」を含む小説

「実は貴方は明後日19時34分に起きる地震で倒れてきた本棚に潰されて圧死するのよ」 窓からやってきた侵入者は、唐突に告げた。 ……いや、鍵開けてたこっちも悪いんだろうけどさぁ。

殺人鬼の彼と仕事話を持ってくる俺が彼の部屋で黒百合を見つける、そんなお話です。 男同士の冷たい友情、というか持ちつ持たれつな関係を書きました。

陰気な少年、黒百合コウスケには気になる人がいた。竜胆陽（りんどうひなた）。あまりしゃべらないクールビューティーな黒髪少女で、窓の外を見ていることが多い物静かで不思議な雰囲気を放つ…

「こんばんわー。夜分すみませーん。てへぺろ（真顔）」 あかねの部屋に突然(窓ガラスを割って)現れた天然系美少女アンドロイド。 呪文を唱えるアンドロイドに振り回される女子高生の…

☆あらすじ（ネタバレ含む）☆ 　この世界には、陸続きで二つの国が存在する。西にはフレイム家が統治するフレイム王国。東にはアクア家が統治するアクア王国。 　フレイム家には、エリリカ…

百合が好きな作者による、初の百合小説です。 夕陽の日差しが差し込む学校の教室。開いている窓からは心地よい風に乗せられてセミの鳴き声が流れてくる。 夏の季節を感じさせる教室内で、…

死者を乗せ、世界の各地を移動する校舎。その学び舎は死者である『生徒』たちから『銀河漂流教室』と呼ばれていた。 校舎は三日毎にランダムに何処かへ漂着し、学校を出てその地に留まること…

三十代前半の白戸百合子は、太っている。 けれども、彼女に食べることへの興味はない。 温かくなり始めた春の夜。 ふと思い立って窓を開けると、美味しそうな匂いが彼女の鼻腔を擽った。…

2009年4月公開作品。 <あらすじ> 「私」は自分の唇を塞がれた事で、目を覚ました。そこは「私」に覆い被さり唇を蹂躙している「彼女」の家。酔って転がり込んだらしい。 今日は…

毎日平凡な日々を送る大学3年生の私。ある夜、寝ようと電気を消したら、突然窓から大きなノックが聞こえてくる。最初は誰もいない、そして2回目のノックが聞こえて再度窓のそばに行くとそこ…

少女、カエデは海の見える電車に乗っていた。行先は不明である。 誰もいない、何も持っていない車内。ふと気になって、彼女は車窓を覗いてみた。 甘く狂えるその窓々は、少女に何を与え、何…

目覚めるとそこは、扉や窓のない完全な密室だった。顔も名前も知らない五人の女性たちは、当然ながら混乱状態に陥り── あの悪夢は、いまだ終わらずに幾度となく繰り返され続けていた。 …

30人連続で失恋した高校生、窓居圭太16才。 彼の周囲には、ブラコンお姉ちゃん、裸族な従妹、BL女子な同級生、シスコンヤンデレ中学生、親友のロリロリな妹、モフモフな妖狐娘など、…

　土蔵の中から、聞こえてくる女性同士の甘い吐息──年に一度、土蔵の桐箱に窓から差し込む月光で起こる奇跡。 　桐箱の中に保管されている銘刀の短刀『大月国重紅葉〔おおつきくにしげもみ…

生き別れた祖母からの手紙を受け取った一ノ瀬柚葉は、友人の姫室理宇とともにその住まいを訊ねていく。しかし彼女たちを迎えたのは、無人の廃墟と妖精を象った奇妙な像だけだった。困惑するふ…

つまらない日常に退屈した『私』は、ある日の仕事終わりに衝動的に特急に飛び乗ってしまう。席に座ってぼんやりと窓の外を眺めていると、途中の停車駅から乗り込んできた若い女がなぜか隣に座…

【殺伐感情戦線：第24回】お題「窓」（※超遅刻） 　かつて、世界があらゆる病の巣窟になってからというもの、人々は安住の地を求めて彷徨い続けている。内と外とで隔絶された”防護隔離列…

　お城の窓越しに育まれるお姫様と少女の切ない物語 ―――――――― ※執筆は縦書きで行っているため、読書の際の組み方向も「縦読み」設定をおすすめします。 ※本作品はPIXIV…

西暦2015年。日本が合衆国特別州となってから七十年が過ぎたその年、東京高速爆破テロが発生した。犯罪者組織「逆さ十字」による犯行は、その首謀者の逮捕という形で決着した。しかし存続…

「殺伐感情戦線」の「窓」、参加作品です（1日遅れ）。 窓ガラスの向こう側に見えるあなたのことが大好きなわたし。だけど、実際に対面すると、わたしは身体にたちまち不調を来してしまう…