「看取り」を含む小説

　「NAN-DEMO-YA」を一人で営み、様々な仕事を熟してきた青年「巫山戯賀(かんざ　きしげ)」。 　色んな人を助けるために仕事を始めたが、人の生殺が関わる仕事ばかりが舞い込ん…

「あの人、最近見かけないねぇ…」 そう呟いた老母の言葉を、当初「私」は聞き流していた。 ド田舎の町の片隅で起こった、ローカルニュースにもならない事件の顛末。人名等はフィクション…

『ああ、最後の刻は一緒だよ』 お読みくださる方によっては不快に感じるかも知れません。ご容赦ください。

生ぜしもひとりならず、死するも独りならず

今夜、１５年飼い続けた犬（雑種・保護犬）が死んだ。 今日の事を思い出せる限り書き出した。 拙い文章ですが、私にとっては大切な記録です。

秘密で不思議な共同生活を始めた、 お寺育ちの深山くんと、保健室のひばり先生 今日は、福利厚生の一環で、桜を見るためにふるさとの村を訪れていました。 学校の地元にある桜の名所だと…

アパートの自室で熱中症で倒れた義母の周りには、俳句ノートと主人が中学時代に使って国語辞典と国語の教科書が散らばっていた。それが私が義母の俳句に出会ったきっかけだった。義母が作った…

さまざまな人の最期を集めました。私達にも死は必ず訪れます。その時のため、「よく生きよく死ぬ」ためにはどうすればいいか考えてみませんか？　私もそれを考え続けています。おそらく答えは…

宗介は、末期癌患者が最後を迎える場所、ホスピスのベッドに横たわり、いずれ訪れるであろう最後の時が来るのを待っていた。 後悔はない。そして訪れる人もいない。そんな中、彼が唯一の心残…

（※）全９話、９９９９文字で完結！ アイドル大好き♡ミーハーお母さんが治療法のない難病ALSに侵された！ ファンブログは闘病記になり、母は「死ぬ前に聖地に行きたい」と心残りを叫…

「看取り士」の仕事を始めたばかりの美織に、一件の依頼が舞い込んだ。 依頼人の元父親であり、山深い田舎に暮らす七十歳の男性・忠治は、看取り士として目の前に現れた美織に、別れた妻・晴…

　夕暮れ時の放課後。 　防音された音楽室で津軽海峡・冬景色を振り付けする熱唱する彼女を見て、運命を感じた。

未来のバイトの一幕を、物思いに更けながら行う話です。

忠義を尽くすは、病死した夫が妻の最期を看取りたいと、犬に転生したものの、妻の最期まで看取れず犬の姿を失った夫が、幽霊となって最後の一日を過ごすというストーリーです。

要介護5だった母のことを自宅介護していましたが先日逝ってしまいました。辛いのでとりあえず書いてます。

死に瀕した老人と、それを見まもる若い女性。 我々の未来にあるかもしれない看取りの場面を書きました。

〝蜂櫛（ほうしつ）〟と呼ばれる街に住む苳河（とうか）と苓濘（れいねい）は、過去の遺物──〈史骸（しがい）〉を収集し塔で管理する〈記述師〉として日々を送っている。ふたりは「チャンス…

十数年肺気腫を患った母を自宅で看取りました。 最後の一年の、最も苦しかった時期に詠んだ短歌を再構成さしたものです。