「異形のもの」を含む小説

巫女の家系に生まれ、神のよりしろとして育てられた時姫。 時姫は白い髪に薄い灰色の目をしていたため、異形のものとして恐れをもって扱われた。 あるとき疫病がはやり、時姫は神への供物と…

とある東の国で、"枯魔(こま)"と呼ばれる異形のものが、人々を脅かしていた。それらを退治するべく作られた"械樞(カラクリ)"と呼ばれる道具を扱える者・主師。その中では珍しい、女性…

　魔法剣士は、魔法は魔法師に比べて未熟、剣は剣士に比べて未熟、つまり器用貧乏というレッテルを貼られる。 　アレクサンドロもそんな魔法剣士の1人だった。 　遂にリーダーからパーティ…

ある日、一人の少女は偶然にも異形のものと接点を持つ。 少女はふとしたことから異形のものに恋心を抱き、ついには・・・。 ※１話目は本編から始まり、２話目から少女時代の回想になります…

須藤唯奈と曽根島優子、後藤和彦の３人の数奇な人生を登場人物の視点から語られていく物語。 25歳の社会人になった須藤唯奈の独白から始まり、時代を遡りながら、前後しながら物語が展開さ…

戦場の勇者だった男が、海底にあるネプチューンの「絶望の宮殿」に降り来たり、魚にしてもらうよう懇願するが、異形のものとされてしまうのだが、それでもその姿で嗜虐の快楽に浸っている。し…

空港にやってくる飛行機には人や荷物の他に”怪 フレア”と呼ばれる異形のものも連れてくる。空港にはそんな異形のものと人知れず戦う少女たちがいる。

　私は産まれた時から人間ではなかった。人間という生き物はそうあるべきという姿が決まっている。私の姿はその定型から逸脱した異形のものだった。 　から始まる短編です。

あらすじ 　神座(かみざ)守(もり)家の一人息子の神座(かみざ)守(もり)義(よし)仁(ひと)は物を大切にしない大学生だ。 楽しみにしていた新しい本を手に入れた義仁は、近隣の住…

幼い頃にとある施設で育った少女、ナナシ。少女は、誰とも打ち解けることがなく孤独に育ち、生きる目的もないまま20歳の誕生日を迎えた。しかし、その日に施設が異形のものたちに襲われ、…

　妖。それは生まれつき身体能力が常人より数十倍優れているもの、不思議な術を使うもの、又は姿形が異形なもの。妖とは、それらの人外を指す言葉であり恐怖の象徴だった。 　しかし、江戸…

混沌の祭りの中で出逢った青年は貴族であった。少女はその世界に憧れ、そしてその身に刻まれた甘やかな快楽を求めて青年について行く。その先にあったものは一族に妻を迎えるための儀式だった。

高校生・秋月雅也の平凡な日常が、突如として現れた人間ではない異形のものたちに脅かされる。 雅也の使命は永遠の生を生きるという『バイパー』たちを倒すこと。

【ＰＲ文】 　高校の入学式に欠席した主人公、兄石典高（あにしのりたか）が2日目に初登校すると、教室にビキニ姿の女子がいて、なぜか兄と呼んで近づいて来る。そこへ、異形のものが現れて…

バドミントン部に所属する平凡な高校一年生の石原綾香は、少し特殊な力を持っていた。それは霊や妖といった異形のものに干渉する力。そんな力を持った綾香は、ひょんなことからハクビシンの神…

神か仏か、はたまた鬼か――？　月下に舞うは異形のもの。 歳時に寄せて語りゆく、幽玄なるものたちの物語。 「いつかの日本ぽいどこか」を舞台にした、似非和風ファンタジー掌編集。一話完…

人好きされる后に紹介された、主神言という少年が告げた言葉。謎の言葉を不思議に思いつつ、なぜかとても懐いてくる言を京都案内していた后は、今まで目にしたこともなかった異形のものに襲わ…

異形のもの達を視る市邑の本家に生まれたにも関わらず、その力の無い紗帆。 穀潰しとあざ笑われる紗帆の傍らに立ち、その彼女を守るのは、ぞっとするほど美しい空蝉という男。 その空蝉を欲…

日常を惰性に過ごす主人公にある日メールが届く。それにより異形のものを呼び出してしまう。そこから、彼の刺激もなにもない生活は二重性を孕み、大きな変化を外にも内にももたらすことになる…