「異伝」を含む小説

　顔に傷痕がある辺境領主の娘フェリシアは、自分を生贄にする人物を待っていた。 　近代化する帝国にありながら精霊信仰が強い北辺境では、異常な長雨も精霊の仕業と思われていた。 　傷…

戦記物は如何でしょう？ “殺し殺されに飽きた” 凄腕の傭兵は軍上層部から追放されて反旗を翻す。 もはや縛るものが無くなり、自由の身となったので捕縛されていた吸血姫を虜囚の辱…

山岳の小国家で捉えられたタルス。脱出なるか。

　井戸を通って夜な夜な冥界に通い、閻魔大王の死者裁判を手伝っていたという平安貴族、小野篁（たかむら）の、冥界渡りのきっかけとなった若き日のお話です。 　京に戻って来た17歳の篁…

英異伝の第二章を単体で掲載しました因みにですが当然の如く主人公も変わります

突如襲来した全長30メートル越えの巨大イカ！ それに対抗するのは異能持ちの女子大生アルバイター と咒方術士の公安職員という女子バディ。 光の巨人不在の中、明らかにミスマッチなこの…

主君の密命を帯びて八百比丘尼の秘密を暴きに来た若武者は、 果たして秘密を得ることはできるのか。伝奇サスペンス短編！

この世での生を終えた愚者の紀昌は、神と取引をすることで、もう一度、弓を極める時間をもらう。しかし、次の人生は前世とは全く違う、悪鬼羅刹蔓延る異世界だった。そんな世界の魔境で目覚め…

時風　来は、世界中を冒険して、長く読み継がれる物語を書く為に。 死末　終は、一族の復興の為に。 姫彦　社は、真相をしる為に。 アリス・デ・レベッカは、世界中の歴史を解き明かす為に…

平安末期、源平合戦の一つ、《保元の乱》で活躍した武将源為朝の伝説の一つ、《大蛇退治伝説》をアレンジした物語です。為朝に関する詳しい資料があまり見つからなかったので、ほぼフィクショ…

かぐや姫に求婚した５人の貴公子の中で、不運にも唯一命を落とした者がいる。 燕の子安貝を探していた、石上中納言である。 そんな彼の友人の目線で語られる『かぐや姫の物語』とは。 …

橋梁都市のタルス

山中の魔窟に迷いこんだタルスとレセト

王国を揺るがす一大事と、破邪の鏡。

古事記異伝の最後は兄と妹の悲しい結末を迎える恋物語。木梨皇子と妹、衣通郎女の話です。なぜ二人は兄妹なのに愛し合う事になったのでしょう？そしてその恋を見詰める兄弟たちの様々な視線、…

魔術とは、かかわり合いになりたくない、と願いつつも、魔道士同士の闘争に巻き込まれる戦士タルス。

港町で男娼に出会ったタルスは、思いもよらぬ冒険をする。

古事記異伝の二つ目はヤマトタケルノミコトの話です。小碓と言う名であった彼がなぜ倭建と名乗るようになったか、それを叔母であり二人目の伊勢斎宮となった倭比売命との運命から書き下ろしま…

迷宮めいた密林を彷徨うタルスは、人豹に襲われる小邑に辿り着く。