「新人賞」を含む小説

　少し変わった仕事を持つ親のもとに育った中学三年生の牧之原くるみは、兄の通う高校の文化祭のステージで歌う、口髭の似合うベースボーカルの教師――興津大地に一目惚れし、彼の側にいるた…

小説家を目指す八重城 姫梨（やえしろ ひめり）は、新人賞に何度も応募するものの、一次選考止まりの日々を送っていた。夢の片鱗すら掴めず自堕落な生活を送る姫梨にとって、風町 渡季（か…

※ある新人賞に応募した作品です※ 主人公の小百合は誰にも言えない秘密を抱えた。それは一番信頼しているはずの存在である母親の不倫を疑っていることだ。たまたま親友の有紗にそのことを…

第67回「短歌研究新人賞」投稿作品です

妻に先立たれ、たまに家にやってくる姪の息子の博之は最近「もし」の質問をよくする。最初は丁寧に答えていたが、健康で生きているのに段々うっとうしくなってきた。三十にもなって無職で小説…

小説家志望である太郎の書く小説はつまらない。それは誰がみてもあきらかだった。才能などあるはずがない。 だが太郎の母親、そして太郎の妹の琴音はそのことを本人に伝えることができなかっ…

　この度、第13回集英社ライトノベル新人賞 【IP小説部門 ＃3】に、自分の小説を応募させていただきました。 　その結果は、3次選考落選というものでした。 　望外の成果であり、そ…

高校に入学して一ヶ月ほど経過した主人公。彼の悩みは絶対加入しなければいけない部活決めであった。特にやりたいことがないまま最終期限が近づく中、彼は指名者のない手配書と一人の男子生徒…

第3回「短歌の秋」概要　https://kakuyomu.jp/info/entry/tankautumn_3 以下引用です。 スケジュール 募集期間 10月28日（月）0:0…

集英社オレンジ文庫・第231回短編小説新人賞に応募したものを加筆修正したものです。

　とある新人賞で箸にも棒にも掛からず、六月に投稿したのですが、酔った勢いで消してしまいました。載せといて損になることはないでしょうから、改めて少しずつ投稿します。

桜の散る中　――　僕は舞い戻る 伊吹タケルは二十五歳で、死の床にいた。タケルには、十年前に告白されて交際を始めた彼女、夕凪雫がいた。 毎日のようにかいがいしく、見舞いに来てくれ…

夢を探しに上京した主人公は築55年のボロアパートに暮らしながらコンビニバイトで生計を立てる日々。 そんな主人公にストーカーが付き纏い、悩まされる日々。 ある時、犯人がコンビニで…

──頭だけで飛ぶ女が目撃されると、頭を引っこ抜かれた女の死体が発見される。 呪われ屋の逢子(おうこ)のもとを訪れたのは、 花街の自警団である魁人(かいと)。 近くでまた頭を引っ…

「まず、おめでとう神野ツムギ君。君は異世界転生の対象に選ばれた」 「いせかい、てんせい……」 　死んだはずの神野ツムギの前には悪魔を名乗る女ピクシー・スーがいた。 　しかし、十七…

ライトノベルを書くことに絶望する全ての君へ。 これは、エッセイであってエッセイではない。此れは、ライトノベルを書いているただの一般人、猫憑ケイジ、３X歳の心の中をぶちまけている壺…

この作品は第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作したものです。 　https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon…

『弱者のランチェスター戦略』を中心にして、小説を読んでもらうための『ウェブ戦略』なども交えて書いていきます。具体的な実践記録や、創作のノウハウ、人生戦略なども書いていきたいと思い…

この世には実に不思議な同盟がある。実に多種多様な作家が集まる、「作家同盟の会」も例にもれずその一つだ。彼らは絆を信じていないひとと信じている人とあったが、信じていない人――つまり…