万年筆と渡り鳥はかく語りき

小説家を目指す八重城 姫梨（やえしろ ひめり）は、新人賞に応募するものの、結果を出せない日々を送っていた。
そんな姫梨にとって、風町 渡季（かざまち とき）のラジオ番組は唯一の生きがいだった。
風町渡季は、デビュー後まもなく姿を消した元アニメ声優。今はネット上でひっそり活動している。
ある日の深夜。立ち寄ったコンビニで姫梨は、バイトをしている渡季に出会って……。

※本編は、八重城姫梨の視点【万年筆はかく語りき】と、
　風町渡季の視点【渡り鳥はかく語りき】から進行します。