「御霊」を含む小説

時は三代将軍家光公の御代。 かの剣豪、佐々木小次郎の忘れ形見、佐々木花渡（ささきはなと）は、今日も命を狙う刺客との戦いに明け暮れる。 そんな彼女を支える江戸の町には、奇怪な化け物…

　母を亡くした白上鈴華（しらかみすずか）は大路で行われた巫女による御霊集めの時に霊の異変に気づいた。鈴華は急いで幼い頃に母に連れられた御霊送りの儀式を行う地へと池を通じて移動する…

滲鴨神社の御祭神　雨御中主神　に行方不明の箱守を探す様にお願いされた？美晴と柚彦。日帰りデートのはずが思わぬ展開に。

遠回りしながらようやく滲鴨神社にたどり着いた柚彦と美晴、目の前に現れた不思議な子供に森の奥へと誘われるが……。

　死後、神となった侍が出雲へ住処の案内を申し出ると現れたのは全裸なる天女だった。 　悟りを開いてあらゆる衣が不要となった全裸の天女は恍惚としながら衣服の不要を説くが、気にせず新た…

地下鉄を乗り過ごしてしまった柚彦と美晴、寒空の中鴨川沿いを歩きながら、 鴨の親子を眺めていると……。

雨の御霊（小さなお守り）の暗示？一命をとりとめた彼（柚彦）と美晴。そのお守りを返しに神社へと向かうまでの出来事。

本当にあった話を少し色をつけて短編にしてみました。

この春高校２年生に進級した平凡な少女千早。 しかし同時期に千早は頻繁に同じ夢を見るようになる。 そして新学期、桜が舞う中現れた黒く長い髪の美少女。 その転校生の少女と出会ったのが…

文化庁の宗務課の『特別異形管理室』の唯一の職員、天音満瑠は御霊と呼ばれる神々を見ること、そしてその意思を感じることが出来た。その能力を活かし、様々な部分で小さな事件を解決するのだ…

アキツ国は神使と呼ばれる力ある生物の御霊を祀り、鎮めることによって繁栄している。 神使の鎮めを担う役目を負った者、天代。そして天代を守る者たち、天代守。 後に天代守となる少年イス…

常闇神社から売り出されてる恋愛成就の御守りの効き目がものすごいらしい。なんでも呪いの力で絶対に恋を成就させられるんだとか。 最近、そんな噂が出回っている。 私、御霊炩（みたま…

空高くそびえ立つ塀の中は、完全に隔離された世界が広がっていた。 白蛇を信仰する白神学園では、11月11日に11人の贄を決める神贄祭が行われる。絶対に選ばれたくないと祈っていた咲…

小学校１年の頃から高校生になっても一緒のあたし達。 いわゆる幼馴染の関係であるあたし、御霊雅（みたまみやび）と、彼、女楽或雅（めらあるか）。 あたしは早々にアル（彼）のことが好…

御霊伊依は【裏切り者】である。 『異端』と呼ばれる男女15人に彼を加えた16人は最優の『異端』を決める『異端能力デスゲーム』へと連れられる。 多人数視点で描かれる異能力×デスゲ…

　高校生になった実菜穂と陽向。学校生活を楽しむ二人の前に風変わりな上級生、真奈美が現れる。真奈美は陽向には妹のように甘え、実菜穂には姉のように振る舞うという二重人格で接し、しだい…

義母義父の終活が始まった。 賀集夏生は、家族を亡くしたことが無いのが自慢だったが、二年前に祖母が大往生してから、立て続けに不幸な事態が続いている。 異世界と繋がって、家族の御霊を…

呆気なく死んだ私は「御霊預かり屋」という仕事をしていた。死んだ者の魂を安全に守ってお運びする仕事。今日も死亡予定者の元へ赴き、身体と魂が乖離するのを待っているつもりだったがーーー

かつて、荒れ果てた世界に神が降臨し、人に恵智と豊穣をもたらした。人は神に感謝の証として信仰と奉仕を捧げ、神は友好の証に一人の人間の子に自らの力の一部を譲り渡した。人離れした容姿と…