「人であるからこそ 滑稽」を含む小説

生き方に正解なんてない。そもそも問題が出されていないのだから、そこを悩んでも答えが出るわけがない。ただそれだけの単純なことに気づくのに、私はどれだけ悩んだことでしょう。 うつ病…

さあ笑えよ、この空間で俺1人だけが苦しんでいる様を。 第六回こむら川小説大賞参加作。

少し前、あるテレビ番組の企画が人気を博していた。 いわゆるドッキリ企画に該当するものだが、かなり刺激的なものだった。 ざっくり内容を要約すると、以下の通りになる。 　 「標的の…

中村凡太、彼は二十四歳の男性です。 何の理想も持たず時が流れるままに背丈を伸ばし、いい大人と呼ばれる頃には生活はすっかり荒んでいました。 計画もせずに仕事を辞め、都会へと引っ…

畑を荒らす獣人をみつけたので、狩りのプロである友人と一緒に撃ちに行った 人間とも獣ともつかない存在が行っている生命の営みをみたとき、その滑稽さと哀れさが狩りに対する冒涜に思えた …

・夜道 舞台はラオス南部、世界遺産のワットー・プーを観に行った帰りに、移動手段を失い、遠い街まで歩いて帰らなければならなくなった男の孤独と侘しさを、大麻を頼りに、夜を画布に、酔い…

　親子三代にわたって、まるで男運のない母系家族に生まれたユイは、こともあろうに、結婚相談所の所長を務めいていた。 　不倫関係のもつれから、自殺騒動をひきおこし長年引きこもっていた…

ある双子の少年がいた。兄と弟は対照的であった。 東京の学校に通う2人はある夏、実家に帰省する。そこで兄は弟と自分の差について考えるのであった。思春期の少年の心の中を描く。

神坂（こうさか）藩の下級藩士、田原総一朗は、その舌で名だたる八十八人の論客を打ち負かしてきた青年。付けられたあだ名は、〈米寿侍〉。 ※カクヨム公式企画「『田原総一朗』で二次創作…

神坂（こうさか）藩の下級藩士、田原総一朗は、その舌で名だたる八十八人の論客を打ち負かしてきた青年。付けられたあだ名は、〈米寿侍〉。 　その総一朗に、今回も難題が持ち込まれる。 …

高校一年生の知依子の一番の友だち・小夜闇（こやみ）は、いつも恋人を取っ替え引っ替えしているちょっと変わった子。 母子家庭で育った小夜闇は、幼い頃に母親から言われた「自分のことを一…

姉妹と呼ばれるほど仲の良い二人が同じ場所に召喚された。その場にいたもの曰、片方は『聖女』。 もう片方は手を取り合っていたせいで召喚されてしまったのだと言う。 片方は、「それは間違…

天正二年、秀吉（羽柴藤吉郎秀吉）は、主君の織田信長から北近江の領地をさずかり、長浜に城を築いた。ここから秀吉の出世物語がスタートする。しかし、秀吉自体はわずか五尺（およそ150セ…

『このエッセイは、あらゆる文化・人物・国家・学問等を平等に貶めることを目的としており、ゆえに差別的意図は一切ない』 　うつ病・ＡＤＨＤ・自閉症の変人役満の私から、この世界がどの…

絵の描けない画家と絵の才能に溢れる高校生。 二人の繰り広げる滑稽なピエロ・ダンス、あるいは彼らの魂への必要的ダンス。

　法律の下に国民の揉め事を決闘で解決できる令和の日本を舞台に、幼い頃に名家の朝田家に引き取られた朝田智人（あさだちいと）は大学受験の失敗を機に旅に出る。しかし、そこで決闘に巻き込…

欠けたものを補うために、求めて喰らう。 飢えて求めて耐えて苦しむ少年と、成れの果ての少女の物語。 (注:軽い流血表現があります) (注:小説家になろう様でも投稿しています＊こちら…

【なんだかもう本当に滑稽だった。私には笑うほか何もなかった。だって、どう考えてもこんな駄目な男を切り捨てられない私が悪いのだから。よーちゃん以上に私が狂っている、これはただそれだ…

「まったく！　姉さんも人使いが荒いやっ。底辺Web小説家の救済ゲームを作れだなんて、無茶を言ってくれるよ」 「どうするんだい？　磯野」 「そうだなぁ。取り敢えず、安易にデスゲーム…

悪魔と契約した、謎が謎をよぶ変な女のコ 彼女がつま弾くのはガクガクと魂を揺さぶるスズメバチのスライドギター！ それはリリカルに突き刺さる黒いトゲ、ブルーズ！ 同名タイトルの漫…