「一話完結の連作」を含む小説

はるか遠い未来、はるか遠い宙域で――すでに廃棄されたはずの銀河系辺縁電報局から流れるのは、いつ、どこともしれぬ深宇宙を旅した航宙士たちの物語。永遠に明けない夜の闇を往く彼らが目に…

クローン人間がオリジナルを殺しに行く話を書きたくなりました。 どんな物語にするか、いくつもネタを書き出していたら、全部書きたくなりました。 というわけで「クローン人間がオリジナル…

　空色トラック、今日は本の仕入れのために店主の家に立ち寄り中。 　発注しておいた本を積み込み、荷台の本を入れ替えて……次の旅への準備は万端。今夜は車を降りてゆっくり休むとしましょ…

　……暇だな。てんちょ、早く帰ってこないかな。っていうか、移動するたびにその土地のコーヒー豆屋さん回るのがそんなに楽しいか？ コーヒーの味なんて、たいした違いないじゃん。あ？ な…

　移動式本屋さん、今日は大型商業施設の脇で営業中。本を満載した空色トラックの前にガーデンチェアを出し、店主は白いパラソルの下でのんびり本を読みながらコーヒーを嗜む。 　おや、助手…

　夜中にふと目を覚ましたシミは、目を擦りながら周りを見渡した。運転席の時計は１１時を過ぎている。 「……てんちょ？」 　助手席の窓を開けて身を乗り出し、外を見回してみるけれど…

「なんだ？ やけにご機嫌だな、てんちょ」 「ふっふっふ。わかります？ 昨日、臨時収入があったじゃないですか」 「臨時収入？ ああ、ぬいぐるみ男の『口止め料』のことか」 「そうそう…

　てんちょのやつ、「今日はいい客が来る予感」なんて言ってたけど、ほんとかよ……イヤイヤ、あんな胡散臭いヒョロキザ眼鏡野郎の言うことなんか…… 　あ、客が座った。本、売れるか？！ …

古ぼけたトラックの扉を開けると、両面にぎっしりと並ぶ本、本、本…… 階段を登って足を踏み入れれば、紙やインク、文字と意味、祈りや願いの匂いに包まれる。試しに一冊の本を手に取るけれ…

　時代は乱世の中華、五胡十六国時代。名将・石勒が建国した後趙の統治下。 　そこには天竺（インド）で修行した超常パワーの僧侶・仏図澄さんがいた！ 　志怪（怪談）の皮をかぶったホラ…

これは2022年に開催されたKACの全11回お題作品を、連作短編として纏めた物語です。 貴方が惹かれた世界へ、どこからでもお入り下さい。 【ボクの楽園】：ホラー ボクのお家…

ひとり＋ひとりの少年が何でもない日常を通して少しずつ仲よくなる話。 エピソードごと一話完結の連作短篇。

奇談クラブは変人が集まる奇妙なクラブである。その中でも極めつけはウォーレン大佐という謎の人物である。 興が乗ると彼は自分の過去の事件を話し始める。その内容はとても本当とは思えぬも…

ウィザードリィの世界をベースに、酔いどれ戦士ドームと狂える魔術キリアの冒険が始まる冒険活劇。 だがやがて物語は根源の神々へと繋がり、世界は終わりを迎える。 一話完結型連作。

谷間の街の一角に、一つ目不死鳥の紋章を掲げた小さな錬金素材店がある。店主は優秀だが、下級術師の免許しか持たぬ男。弟子に、翼に奇形を持つ有翼人種の少年が一人。店主の創りだす不思議な…

祓い屋の妙齢の女性とオカルト専門記者の青年が不思議な事件を追いかけるミステリー風味ホラー。 一話完結の連作短編です。

20世紀後半、アジアのある国の海沿いにある街・江西。二十年前の内戦の記憶がいまだ残る歴史ある小都市は、吸収合併による消滅を迎えようとしている。 内戦で失われたもの、これから失われ…

※この作品は『連理の契りを君と知る』episode5「花の過去」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054891994465）の続きにあたるお話で…

※この作品は『連理の契りを君と知る』episode4「思いは時を越えて」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054891994443）の続きにあた…

僕の彼女・砂井さくらは、地味で引っ込み思案だけれど、可愛く健気で好きな人に一途で――――そして、天才スナイパーである。 ※お互いがお互いを大好きすぎるしその気持ちは決して揺…