「さかな」を含む小説

主人公の朝比奈頼音(あさひならいおん)は、物心ついた頃から毎日のように、将来自分の嫁になる人がどんな人なのかを考えている。 ヒロインの小草叶音(こぐさかなお)も同様に、将来自分…

『つきのさかな』というサークル名で文学フリマ東京37に申し込んだはいいものの、同人誌を作るのは初めて！！ ドキドキワクワク、でもやることはいっぱい。誰かに監視していてもらわない…

「にんげんども、ワシにおさかなをよこすにゃ！」 生まれたての魔王は、愛らしい子猫の姿をしていました。 人間界をわがものにして、おいしいものをいっぱい食べるつもりでした。 でも今…

ゆる～く時が流れるような空間。いつかそれを愛おしむかもしれない。問題を抱えた横柄な「彼女」と少しずつ変わっていく「僕」のお話。 十数年前に書いていたものに結末をつけたものです…

フナは黒。キンギョは赤。キンギョはみんなから人気だけど、フナはだれも好きになってくれない。 だから、わたしは赤いさかなになりたい。 冒頭縛り「わたしは赤いさかなになりたい。」で…

みんなで鰹になりましょう。

　宮島晴菜（みやじま　せいな）１５歳。３歳のときに、子役のアンダースタディ（代役）のオーディションで最終審査までたどりつき、不合格になった経験を持つ。以来、芸能情報には全く興味な…

今日も私は酸素を求めてあの場所へ向かう。 家でもクラスでも人間関係が上手くいかずストレスを抱え、鬱屈とした日々を過ごしていた高校一年生の折笠果奈（おりかさかな）は、生物室で瀬川…

魚目(さかなめ)すてるは、顔中に包帯を巻いていた。しかし、教室の誰もその理由を知らなかった。

クジラが泳ぐ月夜の海辺で、女の子とお喋りするお話。 Spoonのギター弾き語り配信者・さかな氏が見た夢をモチーフにした作品です。 ※投げ銭アプリなどでの使用OK。 ※作者名は明…

因習系ホラーをもうひとひねりしてみました。

ある秋の昼下がり、おさかなクンという魚類学者兼タレントのおじさんはプライベートで海を訪れ、レンタルボートに乗って魚類調査を行っていたが、大波に煽られ岩礁にぶつかり、その衝撃で海に…

短編戯曲。言語と匂い。個性とは、共存とは。解り合いたい人々は今日も共に歩き、共に同じ風景を見つめ、共に食事をする。世界を見つめる彼は今日も筆を取る。ふたりとひとり。夫婦と絵描き。

大学二年生の晴永 朝陽(はるなが あさひ)は、何となく降りた駅で、一人の少女と出会う。アコースティックギターをかき鳴らし、歌う少女の姿に、朝陽は惹かれた。 幼い頃、両親と妹・風花…

ここは、島根県は出雲市。出雲大社がある小さな町。その中にある〇陵高校の中にある部活の物語である。 「アジ、メバル、スズキ。さかなああああああああ。」 朝から海や湖で叫んでいる一…

母の思い出のお菓子についてです。 神田精養軒のアーモンドとチョコレートのなんとかは、缶に入っていたかも！ と言うことでしたが、探しても画像が見つかりませんでした。 どんな缶…

「知ってる。ヨウ君のことなら、全部知ってる。ずっと、ずっと前から知ってる」 小学生の頃いじめにあっていた彼女は、甘野養助（あまのようすけ）の友達だ。 この出会いが、運命だとい…

うらしま太郎の話を骨格にした小説です(一話完結)

ノーザン王国の元王子ノアは、あることで後見人と仲違いして城を出て行く。 誰にも煩わされない一人になれる場所を求め、ノアが行き着いたのは海向こうの大国イージス帝国のスラム街だった。…