「お題で執筆!!短編創作フェス 青春」を含む小説

「深層心理発露時嘔吐宝石症」という奇病に罹り、本音を口にするたび宝石を吐くようになった朝日。言いたくても言えないでいたことを全て吐露すれば病気は治るらしく、友人の泉はその経過を見…

　アイドルソング『らびあんろーず♡』のMVは、珍しいことにアイドル本人は一秒も登場しない。当時、中学生だった星野里菜が主演をつとめた五分足らずのドラマ仕立てのMVである。 　色…

私、春原 望（すのはら のぞみ）。大学1年生。 同じ学科の板倉 学（いたくら まなぶ）くんは、中学からなんだかんだとずっと同じ学校。昔からいつもひとりで本を読んでいるか、ぼんや…

高三の冬。受験と卒業を控えた宮前彩葉（みやまえあやは）は、美術部の後輩である朝日萌叶（あさひもえか）とともにいつもの帰り道を歩いていた。 特別なことなんて何もなかった高校生活。青…

高校で同じクラスになった水野君。他の男子とは違って落ち着いているところがすごくいい。あの水野君と付き合えたら人生薔薇色なのに、なんて友だちと話していたら、当の水野君が話しかけてき…

　ある日のバイト終わり、バイト先で一番可愛いと評判の広瀬さんから一緒に帰ろうと誘われた。実は僕は、たびたび広瀬さんから好意を持たれているのではないかと思う事があるのだけれど、きっ…

昔は楽しかった。 大好きな友達に囲われて、毎日陽が暮れるまで遊んで。 でもそんな青春は、どこかへ行ってしまった。 だけど諦めたくない。 まだ一緒にいたい。 そうしたら、隣に…

「……帰りたくないの」 放課後に陰キャの相良君の居場所、図書室に居座りそう言う陽キャの綾坂さん。 陽キャの綾坂さんが放課後に図書室に来るのには深い事情があって……。

夏の高校サッカー選手権 決勝トーナメント常連高校『東京F高校』が2回戦敗退 2年エースの蹴人(しゅうと)は、ロッカールームにて泣き崩れていた そこへ3年キャプテン直也が蹴人に語り…

　山田太郎は高校二年生の彼女持ち。 　これはある夏の日の一コマ。 　青春の一ページである、浜辺での出来事。 　いつもにやにやと太郎が思い返す、彼女との出会いと穴掘りの記録。 　太…

長い長い戦争が終わった夏の日。 おば様の家に疎開した私にとって、あの集落。 そして静さんの家での時間は青春だった。 あんなに甘美で美しく、歪な時間は無かった。 あれは一生続…

事故で爪先を失った少女『掛川』は生きる気力すらも失い、無味乾燥とした高校生活を送っていた。生きがいである水泳どころか、日常生活にも支障が出てくる始末で、人生に絶望していたのだ。 …

お題「つま先」に苦しむ作者の脳内会議をベースに、色々と思いついたプロットをなんとかひとつのラブコメ風小説っぽくまとめた作品です。 ご一読頂ければ嬉しいです。

靴を履いてつま先を叩くと世界を渡れる それが常識の世界で、ふつうの女子中学生が親友とまた笑い合うために靴を贈る、なんてことない青春小説

身長にコンプレックスを抱く高校一年生の佐藤隼人は、背が高くて堂々とした先輩・西園寺千鶴に密かに憧れている。 そんなある日、放課後の屋上で話をする二人。 背の低さをからかうでもな…

カクヨムコンテスト10【短編】の企画、「お題で執筆!! 短編創作フェス」のために執筆した作品になります。 お題は……【つま先】 ……実はこちら、カクコン10 長編部門作品、『…

大学4年生の冬木匠紀(ふゆきしょうき)は、幼馴染の柊深雪(ひいらぎみゆき)と知り合ってから20年もの期間を経てようやく付き合うことに。 深雪の部屋で告白に成功した匠紀はその場の雰…

　銀色の綺麗な長い髪をたなびかせた転校生、氷室雪乃。彼女は転校初日から、日向陽太と帰宅することを希望する。ルックス・スタイルともに抜群の彼女からのいきなりの申し出だったが、お調子…

一瞬の儚いラブストーリー 【あらすじ】 永遠の雪と氷が支配する霊峰ウォルマルトの麓に、百人ほどのエルフが住む小さな集落、霜の森があった。そこにはたった一人、人間の男が住んでおり、…

北陸の小さな町で育った高校生の幸村は、好きな先輩が「この町から早く出て行きたい」と笑うのを見て複雑な思いを抱える。 雪は冷たいけど、嫌いじゃない。 雪の降る町で交錯した二人の…