「（んなわけない）」を含む小説

自主企画「【夏休みの宿題】読書感想文を大人になってから書く会」に参加しています。 存在する本については、読んだ上で書いています。必ずしもその本の話をしているわけではありません。

こないだ怪談を考えてたらさ、結構な力作が出来ちゃったわけよ。そこで、あんたにちょっと聞いて欲しいんだわ。別に怖がって欲しいわけじゃない。ただこれを本物の怖い話っぽく語ったら怖がら…

日本海軍の士官である一人の青年、千早嵩利が、敬愛し信頼を抱く上官、鷲頭春美と共に愛を育みながら支え合い、明治～大正の激動の時代を生きてゆく物語です。 千早嵩利（ちはや‐たかとし…

この世界では運命の相手の居場所がわかる『運命の赤い糸』が左の薬指に繋がれる。 しかしそれはすべての人にできるわけではなく、何億分の一の確率で繋がることができるまさに希少な現象。神…

　ただ普通の人間として生きていた三十路の男、橘　蒼芭。特別凄い人生を送っていた訳でもなく、平凡な人生を好んで過ごしていた彼はある日突然心臓麻痺で亡き人となるのだった。 　しかし、…

前書きとして一つ　この物語はフィクションです。実際の団体等の名称、活動に一切関係ありません。 愛知県に千秋(せんしゅう)中学校があるわけでもありません。設定が愛知県である理由…

　「水も食料もなしに戦える兵などいないのですよ！」 　魔王軍との戦いがつづくなか、補給の重要性を訴え続けたばかりに武王にうとまれ、婚約破棄された元公女。一切の地位と財産を剥奪され…

無期懲役の大罪人、ウォルが外へと連れ出された。 目的は巷で聖女と呼ばれ親しまれているシスター・パロスの布教の旅に付き従い護衛すること、ウォルは断ることができなかった。 そんな…

いつ死んでもいいように、あるいは死ななくてもいいように、未完成の遺書を書き連ねる。 ただ、それだけ。

　星宮大樹は、オカルトと星見が好きな、ちょっと厨二混じりの平凡な高校生だった。とある日、星を見に行こうと山に登るとちょっとした事故で足を滑らせ、高所からの落下によって死亡する。 …

私は、曽祖母の人生を知りたいと思った。一人の女性として、彼女はだれよりも魅力的だ。だから、彼女の人生を埋もれさせてはならないのだ。

「……またくだらない魔法道具を買ってさ……一回きりで使わなくなった道具が倉庫にたんまりとあるんだけど、どうするつもり？　敷地は無限にあるわけじゃないんだよ、お姉ちゃん」 「くだ…

面倒くさがりの高校生高橋省吾は道端で泣いている小さな女の子と出会う。どうにかなだめて幼女に気に入られた省吾は面倒になって離れようとするのだが、後ろから突然、幼女との関係を聞かれる…

幸せが苦手な人間がいること（それも無視できないほどの人数がいること）は、もう自明なことであるから特に説明の必要はないと思う。もしそれを病ととらえるのだとしたら、どんな治療があてら…

同人サークルの「NoFuture（端音乱希）」さんの作品を読んでたら思いついた謎の発想がなんか膨らんでわりとオムニバス的なことができそうになったので、やります。といっても更新とか…

正義の為なら暴力も厭わない天才剣道少年、天玄坂泰之は鬱屈とした毎日を送っていた。 ある日不良に絡まれていた女性を助けると、助けたお礼に異世界へ連れて行ってくれるという。ヤバいやつ…

（End to EVE）ありもしない彼方の世界の事象を物語る空想系創作女子が通り魔的犯行の被害に遭い、非実在を信じてやまなかった世界のオカルト面にどっぷり肩まで引きずり込まれたこ…

情報屋の青年アレンがわけあって引き取ることになったのは、歌う魔法人形であった。 かつて大魔法士と呼ばれた魔法科学者エドアルドが最期に作ったその人形は、フローライトと名付けられ、歌…

侯爵家次男ルークは、婚約者である公爵家令嬢エミリアに向かってこう言った。 「いきなりで悪いが、エミリア……僕は君との婚約を破棄したいと思っている」 一方のエミリアは平然とこう…

ゾンビが蔓延った世界で速攻ゾンビになった僕は、ラストステージっぽい教会でのんびり暮らしていた。 ある日、そこに入ってきた生存者は装備を大量に取り揃えてゾンビを相手に戦い始めたのだ…