東雲癒月の日常
彼方のカナタ
東雲癒月の入学式
ボクの名前は
。
皆はボクの性別どっちだと思う?
制限時間は5秒!それまでに分からなかったら読み進めてね。
……………………………………………………
まぁそんなことは置いといて、今日はボクの中学校入学式!
愛知県立の
これから3年間この中学で過ごすんだ。
ボクは千秋南小学校を卒業して、中学生になりました。
小学生のときは友達もだいぶいたし中学校でも同じように楽しく過ごしたいなぁ。
今日の天気は晴れ!と言っても雲も結構あって眩しいくらい明るいとはとても言えない。
正直言って緊張してる。だってだってだってぇ〜知らない人がめっちゃいるもん。
知ってる人なんて見当たらないよ。
すると突然、
「ゆづ、おひさー&おはー」
「ひぇっ!」
びっくりした〜。
「びっくりするじゃん。そんな、気配消してから声かけるのやめてよー」
普通に知ってる人いたわ。すぐ見つける(どちらかというと見つけられた)事が出来た。
「うい〜。ゴメンゴメン」
悪びれる様子もなく謝る男子生徒が居た。
彼の名前は
秋夜とは小学校3年生からよく遊ぶ仲であり今もかなりの頻度で遊んでいる。
「ちょっと秋夜ぁ〜。待ってよー!」
走りながらこちらへ近づいてくる男子生徒。
彼は
学力で言うと中の上から上の下をキープする友人だ。紫春とは小学校2年生からよく話すようになった。彼とは家がかなり近いのでよく遊びに行く。こっちは秋夜と違って夜行性ではない。朝と夕方の行動が活発に見える。
「はは、二人もおはよう。」
「おう」
今日も夜ふかししたはずなのに元気で機嫌のいい秋夜に驚くよ。そう心の中で癒月は思いながら微笑む。
「秋夜ぁ〜。ひどいよ、声掛けたら全力で逃げるのは。待ってくれても良くない?」
紫春は秋夜を軽く睨む。しかし、紫春は元々優しく見える顔であるため睨んでも迫力に欠ける。
「え、声掛けたの!?スマン、全然気付かんかったわ。」
「うえーマジか。結構大きな声出したつもりなんだけど。」
紫春の声はどうやら秋夜には届かなかったらしい。恐らく声が通らない事が原因の一つだろう。
「まぁ、これからはもっと大きな声出せるように努力するよ。」
…?どんな努力なんだ?ボクは気にしないけど。一応、頑張るようだし応援でもしてやるか。
「ガンバレー」あっ、やべ。ほぼ棒読みだわ。
「こらー、ゆづ。絶対に今の心こもってないよ!」
…まぁ、見抜かれるよな。
「ハテ、ナンノコトダロウナー」
うん。わざとらしくなってしまった。
「流石にバカな俺でも今の違いはわかるぞ。」
いや、バカって認めちゃアカンでしょ。
「あ、そろそろクラスわかる頃じゃない?もう8時半だよ。」
秋夜のボケを紫春は見事にスルー!!!
ここはボクも乗ろう。
「そうだね。見に行こうよ。」
ゴメン秋夜。君を見捨てる結果になってしまったよ。サヨウナラ。
「おい、ちょっと待てって。置いていくなよぉ〜。」
秋夜も小走りで癒月と紫春を追いかけていった。
さあ、此処から癒月の中学校生活が始まりだ!
あっ、そうそう忘れてたけどボクは男だよ?
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