東雲癒月の入学式 後編

東雲癒月は友人、秋夜と紫春とクラス発表された貼紙を見ていた。


「ゆづ〜見つけた?俺全然見つからないんだけどー」

秋夜は目を凝らして自分の名前を探している。

「全然、見つけれない。ていうか二百人もいないのにわからないよ。紫春は?」

同じくボクも見つけれずにいたし目が疲れてきている。


すると、

「もう見つけたよ。3組だった。」


え、もう見つけたの?


「え、まじかよ」

秋夜が驚きの声を上げる。そして、

「ていうかそれ千秋小学校の名簿だし、南はこっちだよ」

と紫春が追い打ちをかける。

「グフゥ…。」

あっ秋夜が!

「ちょっと紫春、秋夜に大ダメージだよ?」

…。

「おいゆづ、何故疑問形なんだ?」

秋夜がボクに問う。


「いやごめん。演技に見えた」

マジで演技にしか見えないよ。そりゃ~現実でそこまでグフゥとか言う人いないでしょ。


「まぁ、演技だけど」

やっぱり。

「ていうか、二人共自分のクラスわかった?」

紫春が僕達に聞く。

「「あっ!」」

やべー、早く見ないと!


んーと。あっ、あった。2組だ。紫春とは別れちゃったか

「お、俺は一組だ。ゆづは?」

あー、秋夜とも別れたか〜。

ボクは残念に思いながらも

「2組だよ。これじゃあ皆別れちゃってんじゃん。もうそろ時間だからまた帰るときにね!」

すると、

「そうだね僕も行くよ、またね。」

「ああ俺も行くわ、じゃな。」




三人は分かれて、それぞれ自分のクラスへと入っていくのであった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る