「ホラー サスペンス」を含む小説

♢あらすじ♢ 白川詩織（しらかわしおり）は学校をサボり一人。 吉祥寺の夏は、秘密を隠しているようで、それでいて儚くて。 そんな幻想的な街並みを少女は闊歩する。 （へぇ…ここ、…

近内朱里は、人の肉しか食べることができない女性だった。自らの美貌と策略を活かし、獲物を狩り続ける日々。 そのような中、邪魔者が現れる。朱里の獲物を先んじて殺し、肉を奪う者が。姿の…

　室岡八郎は全てに疲れていた。 　四十八歳、企業向けのネジを売り歩くルート営業マン。 　新規開拓ではないので給与は、人並み以下。 　そんな時、八郎はネットの求人広告である…

　二〇一九年の夏、八月十四日。 　――ミシシッピ州、ジャクソン・ヴィル郊外。 　ミシェルは以前から、どこからともなく見られている視線に悩まされていた。それはどこへ逃げても追っ…

厚い雲が空を覆い、色飛びした街灯だけが照らす夜の街で、男は欲望のままに求める。 ※この物語には残酷な表現が含まれています。

＊迷った末に「現代ファンタジー」としましたが、ファンタジー色はかなり薄め、とひとまず申し上げておきます。 楓谷中学だけに楽譜が存在する「吹奏楽のための風追歌」。過去に取り上げ…

大学に入学した僕は、一人の女性に恋をした。その恋の炎は次第に大きくなり、抑え切れない情動へと変化した。 必ず僕は、あなたを手に入れる。

母が亡くなり、渋々実家の遺品整理をすることになった女性。 最後の遺品から、瓶詰めの赤ちゃんの遺体が見つかった。 それは、生きていれば彼女の姉に当たる人物だった。 インタビュー形…

ホラーというかサスペンス？　そんな感じの140字掌編。 オリジナルですが、先行作があったらごめんなさい。 雲下うさぎさん主催の自主企画 『ホラー』で３００文字以内の詩か小説 に…

僕に興味がない、母親ごっこをする母さん。ほとんど帰ってこない父さん。壁のある友人たち。 誰も彼も、僕に興味がないらしい。 そんな僕の前に一匹の羽虫が現れる。その日から羽虫は毎…

学校の帰り道、まりかは見知らぬ少女に話しかけられる。すっかり仲良くなった彼女を、家に誘うのだが……幼い記憶が一滴の毒となる、二つの恐怖譚。

意外にもお読みくださった方が多かった拙作「猫骨」 謎めいたラストの謎を紐解く第二弾。

ある日の帰り道、私はある老人にであった。その老人は目が見えないようだ。目の周りには深い傷跡が残されていた､､､短くて読みやすい王道ホラー！

高校生、一郎は二十億の借金のかたとして同級生の美少女、貴麗院薫の探偵助手になることを強要される。無理矢理連れて行かれた南の島では、人魚伝説を見立てた密室殺人が起こった。ライバル美…

私が目覚めると、古びた階段の途中に佇んでいた。 手には、錆びたネジが一つ。 私の記憶がゆっくりと、紐解かれてゆく。それは遠い、罪の記録──。

　記憶や体験が人を作ると言うのなら、伊沢深泉には、正体というものがない。ついでに、常識もない。 　そのバディを努めるものは、例え〝誇り高き陰キャ〟を自称する社会不適合者で、イケ…

家が燃えるタイプの姉妹百合です。ヤバい姉に愛されてしまった妹の愛憎ゆるふわホラーサスペンス。公式自主企画「百合小説」文芸百合部門参加作品。