賭く
多田いづみ
賭く
友人と勝負をした。しかも人の命をかけて。
負けた方は、自分の最も愛する者を殺さなければならない。
わたしは――負けた。
泣く泣く殺した。自分のいちばん大切な人を。
友人とわたしは小説家で、いま書いている物語は佳境に入ったところなのに、わたしは主人公を途中で殺さなければならなくなったのだ。
賭く 多田いづみ @tadaidumi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます