「あやかし（？）」を含む小説

　天涯孤独の少女、玉藻は面倒をみていてくれていた親切な老夫婦が死んで以来、風花の里でひっそりと暮らしていた。里では不作が続き、その原因が【紅き淵】の「蛟様」にあると考えた里人たち…

Ｑ妖怪、幽霊、精霊に呪術や怪奇現象などの、いわゆるオカルト的なものってアナタは好きですか？ 「俺は大嫌いです、実害があるので」 　その手のよく分からないものが見えるのに……い…

高校生である主人公卯乃香が目を覚ますと、そこは魔界だった。 訳の分からない双子の魔獣に振り回されながら、元の世界に帰るため魔王が隠したブレスレットを探すため魔界城を目指す。

あやかしが視えることで両親から疎まれ、気味が悪いと言われ友人ができなかった俺が、天才少年博士と出会い友人となる。俺があやかし書店にヤツを連れて行ったら、天才少年博士のくせにあやか…

会社員である四宮春輝は、月の綺麗なある日、紅色の化け猫を見た。それは、夢か現か。 脳裏に焼き付いて離れない、紅、黄金、艶やかな黒。 同僚の三波遥介は取り憑かれたように変わってい…

僕、小学五年生の三橋ナツメは、休みが明けて長い一週間が始まるから、月曜日が大っ嫌い。 重い荷物を背負って通学路を歩くなんて……憂鬱すぎる！ 空は晴れてるけど、僕の心はエブリタイム…

佐倉川利玖の前に現れた十六個の歯。不思議な材質で出来た歯の近くには『そだててください』という書置きも残されていた。熊野史岐と佐倉川匠も合流して歯の正体を探るが、その最中、歯の一つ…

縁結び専門月仙廟の道士である少女と、素性を隠した訳あり皇子が後宮の妖怪退治にのりだすことに…

「眼鏡&死亡部門」へのエントリーです。 焼死体・臓物があります。 独立した作品ですが、世界観は拙作『かみよもきかず（https://kakuyomu.jp/works/16817…

【第一部】 　現代の日本で妖は知識として残され、娯楽商品としての進化も遂げている。 　しかし、妖も人間の文明と共に進化し、人に姿は見えずとも、紛れるように暮らしていた。 　そして…

古民家に一人暮らしをしている私のうちに 叔父を名乗る猫がやってきた。

ある高校に伝わる怖い話です・・・噓かもしれないし、もしかしたら本当かも？

少年が迷い込んだ先、夜店の立ち並ぶところで

　――此処はかつての讃岐の国。そこに、古くから信仰の地として人々を見守って来た場所がある。 　弘法大師が開いた真言密教の五大色にちなみ、青黄赤白黒の名を冠した五峰の山々。その一つ…

稀に[神獣]が人の形をして生まれることを[神獣憑き]と呼ばれ、神獣憑きとして生まれた千影は家に閉じ込められていた。 外の世界を見たくなった幼い頃の10年前 一度だけ外へ脱走して…

昔々、神様が落とした血は彼らを進化させた。 人間よりも優れ、人間よりも魅力的な彼らが世界を牛耳るのは当たり前のことだった。 彼らは、その絶対的な存在故に子孫を残すことを重要視…

　店主の声が響く。今までが嘘のように手が暖かかった。 「お兄さん。この勇気は今なら半額だよ。お買い時。」 　妙に芝居がかった声は、嫌な魅力に包まれている。 「そうだね。じゃあ、勇…

　進次郎は妻明奈と娘美桜、息子玲央の一家四人での引っ越しを検討中、物件サイトで破格の条件で売られていた家を見つけた。その家には昔から祀られていた石碑があり、自治会が世話をするため…

平安時代の斎宮・神楽が恋したのは、 隼の妖《あやかし》・疾風《はやて》。 しかし… 斎宮は神様に仕える身分である為、 恋をするなど決して許されない。

怪異、幽霊、そして神 これら超常の存在は全て駆除すべき”骸獣”と制定された。 ある日、夜間外出禁止命令が出されていた深夜に少年フウテンは骸獣に襲われてしまう。 家族を殺されな…