天涯孤独の少女、玉藻(たまも)は、里で続く不作のために、生贄として紅き淵に突き落とされます。
そこでその淵に棲む蛟(みずち)様に喰われるのです。
しかし、気がついた時、玉藻はまだ自分が生きていることを知ります。
淵の奥底に展開する、妖達との不思議な暮らしが、幸せそうに見えてしまうのが、切ないです。
里には居場所がなかった少女。
彼女はついに、自分の居場所を見つけるのでしょうか————?
現在13話までが公開されていますが、そっけないのに、どこか優しい蛟様との関係、そして玉藻自身の出生の謎など、見どころはたくさん。
花嫁の角隠しの純白。
紅葉の浮かんだ淵の赤。
打掛の紅。
和風の色合いも鮮やかな、美しい異世界溺愛ファンタジーです♡