「わからぬ」を含む小説

　コンビニのレジ前で焼き鳥を見ると思い出すことがある。あれは私がまだ子供だった頃に出会った人のことを。

少女漫画でありきたりの話のように、僕は従姉と同じ高校に通うことになった。生まれたときから月一で遊んでいた僕達は思春期もなんのその。お風呂にだって小6まで一緒に入っていた。カワイイ…

開拓は重労働。参加者は若者が中心、のはず。 だけど例外もそれなりにいるわけで。 ※　この作品は『KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022～』5回…

無事ログアウトできるようになった一行は、また別の問題にぶち当たる！ 今度は何だ？　プレイヤーたちを阻むのは誰の手先か！ そうか、GMか！　なら仕方ない！　シナリオをクリアするため…

古い家で眠る時の少し不安な感じを話にできたらと思って書きました。 怪談になっているのかどうかわからないのですが。

コロナ禍の東京で、旅行会社から解雇された24歳女子、黒崎みなみは、崖っぷちに立たされながらも「旅系ユーチューバー」を目指し奮闘する。バイトを始めた派清掃員の派遣会社のメンツは個性…

『焼き菓子作りの魔法使い』のロッテは、歩行するやかましいブリキロボ型オーブンのワダツミと旅をしていた。 ワダツミは食べれもせず味もわからないロッテの料理を見ているだけなのに「おい…

長崎帰りの町医 ”珠眼” のところへ、かつての幼なじみが駆け込んできた。 聞けば夫が江戸患いにかかったという。 吐き気、食欲不振、手足の痺れ、動悸、歩行困難、脱力、そして死。 そ…

　俺、健(たける)高校生。俺の思い人は従姉の姉ちゃんだが、なかなかに思いはと言うか、伝えてもいない。こんな俺には高嶺すぎて手が出せない上に、姉ちゃんにして見れば俺は弟分だ。 　そ…

池袋のストリートは、不良グループ「ブラストヘッズ」とそのボス・悪魔パズスによって支配されていた。 そこに現れたひとりの男「Ｊ」――ただの「人間」であるその男が《聖杯》を巡る抗争に…

都内で大学生をしている俺こと千野碧生は、新作ゲームの前祝いと称してコンビ二に出掛けた。道中なぜか迷子になり、気付けばそこは見知らぬ教会の中だった。何を言っているかわからんと思うが…

駅に降り立つと田んぼしかない俺の地元。そこに子供の頃からある謎の店〈スナックカンナ〉。ところで俺ももう子供ではない。 ☆2024年8月17日よりnoteでも公開

KAC2022によせて書きました。お題は「88歳」です。

「草食系男子の、」から改題しました。 短編で終わるつもりだったのが、上手くオチずに何となく続きを書いてしまった結果です。 リア充ナヨチン君を異世界で一端にしようと世話焼きねーさん…

僕はお笑いがわからない。 なぜ自分は他人を笑わすことができないのかわからない。 笑わすことができないからウェブページの閲覧数が増えない。 閲覧数が増えないから収益化できない。 そ…

お笑い王が死んだ。 よくわからないツッコミだけを残して。

“遺失物法28条1項” 物件の返還を受ける遺失者は、当該物件の価格の百分の五以上百分の二十以下に相当する額の報労金を拾得者に支払わなければならない。 KACお題お笑い/コメディ…

大学生二年生の内藤は今日も叫ぶ。 「こんなバイト、辞めてやる！」 原因はバイト先の先輩だ。そう、彼女はとても奇行が多い。 SFによくあるような、「ＡＩが人間の良き友人となったパ…

　メロンは激怒した、必ずあの邪智暴虐な王を除かねばならぬと決意した。 　メロンにはお笑いがわからぬ。コメディもわからぬ。メロンはシリアス村の住民だ、胸が痛むような絶望が綴られた書…

　Hello. I'm Ken !くらいしか言えない俺(樋口)が、転校してきた日本語わからない系美少女メアリーと仲良くなろうと大奮闘！！？ 第三者が微笑ましく見守る、宮瀬優希渾身…