少女と、ロボット。どこかを目指すふたりの騒がしくものんきな道行は、食べ物の香りに満ちている。けれど、ロボットは食べられない。ふたりで旅をしていても、食べるときはひとり……星の魔法がふたりを繋ぐ。ふたりと、いまそこにいない友だちを。切なくて、あたたかい食卓の物語。