僕は面白さがわからない。
Tonny Mandalvic
僕はお笑いがわからない
僕はお笑いがわからない。
テレビを見て芸人の方々が面白い漫才やコントをやってくれるが、自分ではネタを作れない。
もっと言えばこの小説だって、どうやったら読んでもらえるかわからない。
どのように構成したら面白いのかわからない。
他人の作った小説と比較してどうしたらよくなるのかわからない。
本当にどうしたらいいのかわからない。
と思いつつ、道楽でしかないし、本業小説家を狙えるのであれば、そんな世界はこの世にはないと思っているので、気にしなくてもいいし、それ以前に推敲もせず駄文を量産しているだけの人間が人に読まれる文書を書こうということ自体がおかしいのかもしれない。
だが、どう頑張ったってコメディ話を作ることはできない。
いや、厳密に考えればコメディを作ることはできるのだが、それが他人に評価されない。
他人の評価など気にせず好き勝手書けばいいという考え方もできるが、それでは採算が取れない。
採算が取れなければどうなるかといえば書く意味のない文章であることは言うまでもない。
なぜできないのか、なぜ評価されないのか、逆になぜ他人の文章は自分が面白いと思った以上に評価されるのか、自分の感性がおかしいのか、それとも他人の感性がおかしいのか。他人の感性がおかしいなんてことはあり得ないが、それ以前に他人の感性がおかしいということは社会全体の評価というものが他人の感性によって設定されているのであるから絶対にありえないことである。
ともかく、これからもKAC2022 に参加し続けるだろう。
そして、PV数はよくて10、それ以前に1回見られればいいほうだと思う。
今回のように書きやすいテーマを捨てて、このようなわけのわからない文章にすること自体がお笑いなのかもしれないが、それはそれで構わない。
王道を進んだとしても、どうせ自分が作ったものは1PVもされないし、されたとしても星なんかつかないんだ。
と思いつつ記録していく。
というメタフィクション的な小説を書き上げた。
そもそも、売れない芸人のストーリーを描いていくという小説もいいかと思ったが、売れない芸人の心情がわからないし、彼らに対して読者が感情移入できないとか、リアリティがない小説を書いたそれは駄文だと思う。
ほかにコメディというテーマを考えると、ラブコメディという本業があるが、それのアイディアや引き出しはあるが、それについては隠し球であって、本気で小説大賞を狙うときに行く球である。
(まあ、一生そんなものは取れないだろうが。)
日常コメディというものがあると思うが、それはたぶん上述した文章のように全く評価されないものとなるだろう。
ところで、コメディという視点で、他人がどのようにしたら評価できるものを作っているのだろうか。
お笑い芸人の方々のコントを考えてみる。
それをパクってそのままストーリーにしてもいいのかもしれないが、いいのか悪いのかわからないので、パクらないようにする。
・すれ違い芸
・インパクト芸
・勢いで押し切ってしまう芸
今思いつくものはこれらだろうが、まあどちらにしてもコメディということで考えると、上記の3通りの拡張になってしまうのが人間としてのサガだと思う。
それ以前に僕の得意とするラブコメだって、インパクト型とか、すれ違い型とかそういったものに分類されると思うと、パクりたくないと考えたとしても結局パクってしまうのである。
どうしたものか。
僕はコメディについて考え、頭を悩ませていた。
まあ悩んだっていいものは作れないし、30分で作った話も、2時間で作った話も評価されず、誰も見てくれないというのは言うまでもない。
どうやったら面白い話を作れるか考えてみる。
友人に、
「何か面白いことありませんか。」
と聞いてみる。
すると、
「俺がカツアゲされた話。」
「そんな話なんかあるわけない。」
という回答が返ってきた。
また俺も悩む。
それだったら、俺のほうが面白い話を考えられそうだ。
話のネタなんて社会にいくらでも転がっているのだから。
(内輪話なので全世界に向けて話したって面白いかどうかは別問題。)
ともかく、僕は面白い話をかけない。
面白いコントを作れない。
他人に評価される話をできない。
また逆に他人が何で評価される話を作れるのか、このテーマは別として別の企画で話を作った際に他人の評価さる話と自分の話の違いが判らない。
(私の書いたKAC2022は、論ずるに値しないレベルのものばかりなので仕方がない。それ以前に2日間でやる場合はよっぽどテーマが得意でない限りうまく書くことはできないと思う。今回のテーマがそうだが、今回のテーマを捨ててこんなものを書いている時点で終わっているし、ひねくれていると思うが。)
今日もまた、でたらめなネタを書く。
明日もまた、評価されないネタを書きづづけるのだろう。
このまま一生評価されない文章を書き続けていくことになるのは仕方のないことだが、いつか誰かが評価してくれることを期待しながら物語を書き続けることとする。
僕は面白さがわからない。 Tonny Mandalvic @Tonny-August3
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