「通学路」を含む小説

　私はとある通学路で聞こえる音について調査を始めた。聞こえるのは十代までだという。私には聞こえないはずだ。ただ、なぜ、聞こえるのか、それが何か分からないという奇妙さ。調べるには大…

いつも学校で1人だった僕に、最近「一緒に帰ろう」と誘ってくれる奴がいる。

とある中学校の通学路に青い服の少女が現れてから教室にも変化が……

夕暮れ。『かごめかごめ』の歌が聞こえる。 私の周囲をクルクル回り、背後に立つ彼女。 そして、どこか懐かしい声で、私は問いかけられる。 うしろのしょうめんだぁ～れ、と。 …

梅雨上がりの登下校、横断歩道の向こう側に彼女はいた。

さてさて、これより語るのは、幼き私が体験した紛うことなき現実の話。 黄昏時の一本道、学校から家まで１キロとない住宅地。そういう“何でもない日常”に、奴らは紛れ込むのでございます…

被害者の娘が二つの誘拐事件に苛まれる。

ねえ、赤い大きなシミのウワサを知ってる？ 通学路に、誰も住んでいないボロボロの空き家があるんだけど、そこの塀に、大きな赤いシミがあるの。そのシミの前を通ると、オバケが出るってウ…

姉妹編『こっちに来ないで』もよろしく https://kakuyomu.jp/works/1177354054922183661 （「５分で読書」短編小説コンテスト参加作品）

幼い頃から仲良しの六人組も高校三年生。 卒業後はバラバラになってしまうけど、ずっと友達でいよう、そう思っていた。 文化祭の準備で遅くなった放課後、帰宅途中でふと誰かがいった。 「…

【５分で読書短編小説コンテスト　応募作品】 ホラー第二弾。 「あたし、あそこに入ってみたい」 通学路にある閑静な住宅街。 その中に、見慣れない廃屋があった。 禁断の領域…

ある朝、いつもどおりに通学路を歩いていると線路の脇に花と線香が供えてあった。昨日別の高校の生徒が飛び込み自殺したらしい。その日の帰り道、自殺した子と同じ高校の生徒と出会い…。 線…

カクヨムの「５分で読書」短編小説コンテスト、「通学路、振り返るとそこにいる（ホラー）」投稿作品です。 いつもと同じ帰り道。だけど今日の僕は絶好調。だって僕は独りじゃない。 だけ…

僕はいつも通り学校での授業を終え、家路についた。 夕方の独特な雰囲気と緩い上り坂のせいもあって僕の歩みはだんだんと鈍くなってゆく。 僕の背中に張り付く影は、傾いた太陽に照らされ…

中学校の時、私は吹奏楽部に所属していました。吹奏楽部と言っても銀賞止まりの弱小部。それでも文科系の皮を被った体育会系の部活なので練習は朝の七時半からありました。 通学路は遠回りと…

　アキの通学路の近くで不審者が出るという話があった。そしてアキはその不審者らしき人物を見つけたが、実は不審者は別にいるらしく… 　不審者について悩んでいた時、地元で暗闇神社と言わ…

「５分で読書」短編小説コンテスト テーマ：通学路、振り返るとそこにいる（ホラー） 冒頭一行でテーマ回収。 弱点が存在しない都市伝説メリーさんに立ち向かう２人の大学生のお話。

5分で読書シリーズ『通学路、振り返るとそこにいる』（ホラー）大賞を受賞しました！ ※書籍版は改稿してます。 小学校の通学路にある柳の木。 涙雨降る真夜中、そこには死者が現れると…

学校の女友達に『口裂け女』が出るっていう噂を聞いた。 ははは。小学生じゃないんだから、そんなの信じるわけ……ってメッチャ追い掛けられるんですけど――！？ でもどうやら様子がおかし…

岸部真夏が通う小学校。その通学路の途中にある空き家。 朝、空き家に作業員がいることで、取り壊しされると思った真夏。でも、帰りに通ると、何も変わらず空き家があった。