「平成」を含む小説

　事の起こりは昭和37年。彼の国に産声を上げた一つの会社。 　「平和と安全はタダだから必要が無い」とまで言われた警備業は、東京オリンピック選手村の警備成功を機に発展を遂げる。 …

第一部　きさらぎ 　大学生である私は友人というか悪友に近いＡとＢと共にこの暑い夏を切り抜けようと、最近ＳＮＳで話題になっている「トンネルの中でクラクションを三回鳴らすと何かが起き…

アルファポリスさんの第6回ライト文芸大賞で奨励賞をいただきました。 それは、どこかで聞いたことのある歌だった。 まだひと気のない商店街のアーケード。大学一年生中山三月はそこで…

　 九州から上京してきた大学生有川朝矢のもうひとつの顔は弓を用いて「鬼」や「アヤカシ」と対峙する祓い屋。窓口である「かぐら骨董店」へ届けられた依頼を受けて都内にある高…

　人の好い「死神」を騙して、自分の寿命を延ばした「八っつあん」。 ところが、化けて出られてしまい、退散させようと大騒ぎ。 毎度、馬鹿馬鹿しいお笑いです。

昭和から平成に掛けて起きた出来事を振り返り、今を見つめようとした物語です。 一部史実を含みますがあくまでもフイクションであり、登場人物、社名等は全て架空です。事件発生年次と物語展…

縁があってこちらの小説に辿り着いたお客様 ご指名ありがとうございます♪ miyukoと言います 【平成キャバクラ物語】は私がキャバ嬢だった頃のお話です お客さんとのあれこれや、…

（執筆期間：1992/3?～5/20） 勇者を夢見る青年ジェロム。熟練の冒険者となって帰郷した幼なじみカレンとの再会も束の間、数年ぶりの勝負に圧倒的な惨敗を喫してしまう。 一…

平成最後の夏休み。 俺はある女の子のことを思いだしていた。 もし、彼女にもう一度会えるなら、伝えたい言葉がある。

寺田　志悠（てらだ　しゆう）誕生日昭和60年8月19日21歳 池田　勝（いけだ　しょう）誕生日昭和50年10月11日30歳 山本　美樹（やまもと　みき）誕生日平成3年3月5日14…

大検（大学入学資格検定。現在の高認こと高等学校卒業程度認定試験の前身）受験生は昭和末期に急増し、平成に入った頃には続いて通信制高校が脚光を浴び始めた。 既存の「高等学校」というシ…

叩き上げの整備士である村上は、初孫誕生の報に年甲斐もなく心を踊らせていた。けれど、その喜びに影を落とす秘められた悩みがひとつ。初孫に会いに行くには、彼が長年避け続けてきた空路の旅…

平成20年代、某都市。 趣味以外は平凡な仁科幸成は、クラスメイト・宮下秀次にうっかり女装していることがバレてしまった。「バラされたくはないだろう？　今日から俺のオモチャな」そう脅…

クーラーも無いボロボロの軽自動車に学生五人が乗り込んで平和な夏のドライブ、のはずだった。しかし、事態は意外な方向へ。今、公道レースが始まる――。表題作「キャノンボール、夏の海へ」…

祖母と暮らした最期の日々。

小学5年の時に両親が離婚し、「家族」という「制度」に懐疑的な思いを抱いていた豊は、家庭を省みることなど少なかった。だから妻から離婚を切り出されても動揺などしなかった・・・が、その…

当時の電子機器の思い出。

和歌山（毒物）カレー事件とは1998年（平成10年）7月25日夕方に和歌山県和歌山市園部で発生した毒物混入・無差別大量殺傷事件。地区で行われた夏祭りにおいて提供されたカレーライス…

　　　　『「朝鮮燃ゆ　李方子〝韓国の母〝になった日本人」山口淑子と李方子と李 垠の波乱の人生』あらすじ 　中国人美人女優・李香蘭こと山口淑子は、一九二〇（大正九）年二月十二日…

例え死を迎えたとしても、その先が永遠に暗いものだとは限らない。 …ということを、死んでから知ることになるとは思いもよらなかった。 私が生きていた世界の周囲に浮かぶ、幾つもの世界を…