概要
毒婦という鋳型はふかく刻まれて流し込まれる有罪の鉄
和歌山(毒物)カレー事件とは1998年(平成10年)7月25日夕方に和歌山県和歌山市園部で発生した毒物混入・無差別大量殺傷事件。地区で行われた夏祭りにおいて提供されたカレーライスに毒物が混入され、カレーを食べた67人が急性ヒ素中毒になり、うち4人が死亡した。容疑者として、過去にヒ素を使った保険金詐欺を夫と共謀で起こした林真須美が逮捕され、裁判で死刑が確定したが、25年後のいまも執行されないままだ。保険金詐欺は認めている真須美は、カレー事件への関与は否認している。証拠も目撃証言もあいまい、証拠の鑑定には専門家からも疑義が呈されている。真須美には4人の子供がおり、両親の逮捕で社会的な迫害を受け、うち一人は成人してから自死をしている。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!殺人犯?本当にそう思う?
スマホにもテレビにも雑誌にも日々流れてくるニュース。
マスコミが書くそれらをほとんどの人は信じて読むだろう。
ましてや事件が起きて犯人逮捕となれば、そいつは悪人だと誰もが思う。
この作品のカレー事件、わたしは当時、詳しいことは知らないまま、この女性を毒物をカレーに入れた犯人だと信じた。
そしてこの作品を読んではっと気づき反省した。
わたしは、この犯人とされる女性が冤罪だと言っているわけではない。
真実は明らかにされていないのだからわからないと言いたい。
犯人とされた女性の子供までマスコミは追い回した。
子供たちの人生はめちゃくちゃだ。
作者はこの作品で問題提起してるのだ。
みんな、い…続きを読む