「化け」を含む小説

【KAC2022⑨】お題：猫の手を借りた結果 車に轢かれそうになってから、動物の声が聞こえるようになった男とタマ様（猫）の不思議な話

化け猫屋敷。それは熊本の根子岳にあったとされる、化け猫達が住まう屋敷。 そこを訪れた人間が風呂に入り、ご飯を食べると、猫になってしまうという。 そして令和の今。社畜OLの夏美が…

主人公の自称大妖怪　九重　〆（ここのえ　かんめ）は招き猫である。 舞台となる災禍と復興の都市グリズリアが五年前の魔震災害に見舞われた際、異世界から流れ着いて五年間ずっと瓦礫に埋も…

朴訥な破戒坊主、弥雲と化け狐の珍道中……になるかもだった小話です。ちょっとラブコメ。

化けダヌキを脅し、アライグマを追っ払った帰り道、ホルス神、吸血鬼、人狼、そして三つ目入道・・・人間じゃない集団が、お腹を減らして寄ったのは、三つ目入道が切り盛りするラーメン店。店…

高校生になった成垂太（なりた）はメロンパンが大好物で今日も美味しくいただいていたが、虫歯の治療していた歯の詰め物が外れ、親からも痛い指摘をされて、泣く泣く歯医者に行くことになった…

彼女は、大変くたびれていた。 なんとか終電に乗った帰り、誤って１つ前の駅で降りてしまう。 夜中の道を歩いていくと、空きっ腹に沁みる、いい出汁の香りが……！ 神社の境内に、ぽつ…

俺達は、お仕事二刀流⚔️ 「剣🗡️よ、応えよ――。さあっ、俺と悪魔退治しようぜっ！」 和食シェフでイケメン退魔師の奏斗と愛斗が剣を振り、悪魔や悪霊を退治します。 キッチンカー…

街道を旅する一人の度世人、鬼切りの斬二郎。 主に化けた鬼を切り、主君殺しの濡れ衣背負って 士分を捨てての鬼切り道中。 人を助けて鬼を切る、斬二郎の一幕。

おじいさんに救けてもらったきつねが、恩返しのためにおじいさん息子に化けていたが、本物の息子が帰ってきたことによって正体がバレてしまった。そのままおじいさんの家を後にしたきつねだっ…

ぼくはのら。 ただのねこじゃない化け猫さ。

　鎌倉時代以来の〝スーパー猫の日〟緊急企画！ 　2022年2月22日……と、〝２〟がたくさん重なる超レアな〝スーパー猫の日〟なので、構想一時間、執筆2日で急遽、〝猫〟テーマの短編…

12月24日。クリスマスイブ。目が覚めたら檻の中だった。犯人はあの女しかいない。最後は「愛してる」で殺される。 神様が気まぐれで始めたこのゲーム。俺はクリアの道が見えていない。…

　突然小隕石が降ってきた日を境に、ほとんどの動物は、突然変異した狼に滅ぼされた。 　人間の雄のみを狙って喰らい、雌を攫っていく狼に、人類軍の対狼専門特殊戦闘部隊〈赤ずきん〉の猟兵…

鎌倉時代。地頭の息子・賢寿丸は父に連れられて荘園にやって来た。そこで荘園に住み着いたという和尚・道西と出会う。道西は細かい指摘で物事を見抜いていく。道西に関心する賢寿丸だが、道西…

千両の敵を倒した騎士だけが逢える美姫、一目千両。 それを長年演じてきた囚われの娘・シュゼットは、ある日、謁見に来た最強の騎士・プロスペールの手をとって、逃亡してしまう。そのきっか…

　正体不明の連続殺人事件が横行する世の中。とある町の住宅街で、サラリーマンの朝井武弘はスコティッシュフィールドの「うみ」と何の変哲もない日々を過ごしていた。 　そんなある日、武弘…

化け猫噺家、七代目 月見亭 鈴生（すずなり）師匠には、三人の弟子がいた。 一番弟子の九口（くくち）、三番弟子の細波（さざなみ）、そして今回の主役。二番弟子、鈴也の実娘・七星（なな…

　うちではお千代という猫を飼っている。 　祖母が飼っていた猫で、生まれてすぐ死んだ祖母の姉の名前をつけたらしい。『千代』はだんだんと年を取り、千代さん、お千代、などと呼ばれるよ…

常により美しい存在へと姿を変えて、自由奔放に生きる少女は、少年の封印された記憶を呼び覚ます──倒錯と頽廃、悪夢の悲喜劇。 ジャン・ピエール・ジュネ＆マルク・キャロ監督の映画の…