「刻」を含む小説

『刻つ風とかける雪柳　早花咲月の刻』の最終話「クレープ祭り」の小噺です。

『完全なる雑種（フリードッグ）』 　それは、人間、神、悪魔、天使、妖怪、鬼、妖精、宇宙人など、あらゆる種族との混血に対する蔑称である。 　そんな特殊な血統を持った高校生の天崎東…

『第一回オカン（男子）文学大賞』参加作品です。

傘貼りでその日その日を贈る、腕は立つが夢破れた心優しい浪人者。その前に現れた老人が僅か半刻で授けたのは、必殺の二刀流だった……。

3人の妖精王とお茶会を準備する。 内容は食事も多くあり、妖精から聞き出したそれぞれの好みに合わせ、用意した物を召し上がってもらう。 それは国にとっては、利益目的でも。 私にとっ…

　日本有数のジャーナリスト、田原総一郎は、2033年、令和大震災と呼ばれる東京を中心にして起こった地震の取材中、急激な体調不良を起こして亡くなった。 　しかし目覚めてみると、そこ…

日が沈む間際、鬼の時間が訪れる。 だが鬼が現れるとき、それを狩るものも現れるのだ。

アメリカ在住の高校３年生エミが、帰国間際に出会ったキョウ。二人の距離は自然と近付くが、別れの時は刻一刻と迫っており―ー 裏切り、期待、恋慕、そして諦観。 最後に残ったものは、あの…

※カクヨムでは２作目です。 　楽しんで頂ければ嬉しいです。 　第２章、約２７万字まで公開予定です。 ――――― 　天界、現界、魔界、冥界、虚界、幻界――６つの世界が存在してい…

天から降りる真白な砂。それは地を、そして地に住まう人々を覆い尽そうとしていた。そんな世界の救世主と魔王の物語。 ※短期間限定公開していた話の改稿版

つい食べすぎてしまう。 つい夜更かししてしまう。 ついつい人を傷つける言葉を言ってしまう。 そんな自分では抑えきれない欲望、衝動、さらには日常生活に支障をきたすほど強い霊感、超…

時を渡り、永遠の命を生きる、少女と死神。 大反響の幻想譚がカクヨムにて大幅試し読み連載開始！ ＜ＳＴＯＲＹ＞ 死は平等である。富める者にも貧しき者にも。だが時に異形となる哀れ…

名前のせいでいつも周囲にからかわれていた少年は、ある日公園のブランコで見慣れない少女と出会う。以来、夕暮れ時に遊ぶようになった二人の小さな物語。

「オレはアイドルになるセミだぞ！」 弟の自由のため出かけた裏山で出会ったアイドルを目指す喋るセミ 最初は困惑しつつもアイドルになるため、ひたむきに努力するセミを見て、姉の感情は…

拙作「逢魔が刻の一ツ星」のメインテーマ的な感じで、拙いながら作詞してみました。 冬に耐え、春の陽光をただ待つのではなく、自ら呼び寄せるべく努めて笑う強さを表現したつもりです。 …

冒険者ギルドの名簿に登録されている者の中で1度もパーティに誘われた事がないヒナタ。その理由は彼女が持つ命刻の印『持ち腐れ（他人の印を全て無効）』にあった。強靭な肉体を持つ戦士も魔…

　人間国。 　烏天狗国。 　妖精国。 　点在する三つの島。 　三つの島の衝突による新たな島の誕生。 　戦争。 　九尾の妖狐の出現。 　刻は流れる。 　これは結界の誕生による平和…

これはある長命種の吸血鬼と短命種の人間との最期の「刻」の物語である。

この街に住む男と、砂漠の中のオアシスで過ごす男女が、それぞれのやり方で夜を過ごし、やがて、未明を迎えます。 ＊詩繍「昨日のように」に載せた「西の空　月の入り前の満月の光　降り…