「夢 短編」を含む小説

何者にもなれない近所のお兄さんと、男の子趣味で孤立する女の子が、他者からの承認を求めるように心通わせる。 【Twitter企画タグ：#三題茶会】 お題 ・無限大な夢のあと ・紋章…

世界を巻き込んだ戦争の中、戦争を嫌うものは、静かに隠れ住んでいた。 ケイとジュリは、廃都市の集落に身を寄せていた。 ジュリの明るさに、たくさんのものが救われる。 だがその平…

《こちらの作品はショートショート集「彩るアルバム」にも収録されています》 就職活動がうまくいかない大学生・玲二。そんな彼には最近、色々な生き物の後ろ姿の写真をみせてくる変わった…

内面世界を漂うわたし。 一つずつ完結した短い話です。 目に止まったタイトルからお読みくださいませ。

高2になる時、都会に出てみたいと思い、両親の反対を押しきってで中国地方から東京に引っ越してきた伊吹。 けれど、東京の高校生活は最悪になってしまった。 今更戻る訳にもいかない。彼は…

夏の終わり。それはどことなく、甘く切ない。

谷本は快い夢を見た。夢の中に登場する女性と、恋仲になる夢。しかし目を覚ませば味気ない現実が待っている。次第に谷本は、夢の中で暮らすようになっていく。

仕事帰りの午後十一時。 祭囃子に誘われて足を向けると、昔付き合っていた恋人、楓花に会う。 あの日のままの姿の楓花に、これは夢だと理解し、祭りを楽しむ。 しかし、夢ではなくて…

何も起こらない静かな夢の中の世界です。

私は恐ろしかった。 凄く怖かった。 恐かったんだ……。

一冊の何も書かれていない月白色の本。 ｢あなたの紡いだ夢の欠片、差し上げます｣ 月夜に公園のベンチにポツンと置かれていた本を巡る少しだけ不思議なお話。

豊は小学二年生。 幼馴染の佳奈は小学一年生。 その年の冬、僕たちは「冬の蛍」を探していた。

不遇な青春時代を過ごした見斗は、妻の涼子のおかげでトラウマから解消された。 幸せな日々が続いていたが、見斗は自分の「真の夢」について考え始める。 そんな時、頭をかすめたのは「少年…

夏目漱石作「夢十夜　第三夜」に着想を得、人間の心の中の狂気を描いています。欧米的なホラーではなく和風の怪談を目指しました。原稿用紙50枚ほどの短編小説ですのでお気軽に読めると思い…

吐き出せない願望を、衝動として、解き放つ時の美しさ。

8月、とあるノートを拾った。

（読切中編小説） 　皆本悠二と、平愛美と天本祈里（あまもといのり）は同じ吹奏楽部の２年生として全国大会の一つ手前の大会出場を決めていた。そんな「３人」が合宿帰りのバスで大事故に巻…

人の心を読むことができ、それがコンプレックスな少年・シン。 自由に別世界を行き来することができる不思議な少女・ワタリ。 僕と私が出会った時ーー世界は色濃く彩り始める。 これは蝉…