短編詩集「溶けかけのクリームソーダ」

@pinkapple

わたがしと夏のおわり

ふわふわっ、ぱくっ、きゅうっ、じゅわあ。

ふわふわっ、ぱくっ、きゅうっ、じゅわあ。


しろくって、ふわふわで、あまくって。

口の中に入ると、じゅわあって消えてゆく。


それはちょうど

ひゅう〜、ぱっ、どどおぉん、ぱらぱらぱら。

と、夜空に煌めいて海に落ちていく花火のような。


またあるいは

きらきら、どきどき、ふわふわ、ぱりぃん。

と、色めいて色あせて割れていく恋のような。

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