「飴」を含む小説

平凡な朝が一転ババアハザード。 俺はすき焼きが食べたいだけなのだ。

双子の姉妹、春子と冬子は交通事故に巻き込まれる。 後味悪い、苦い飴みたいな短編をお楽しみください。 きっとあなたは騙される。

卒業式を目前にした春の日。学校帰りに寄った公園の屋外劇場で、私は彼女の姿を見かけた。すらっとした体、さらさらの黒い短い髪、ひとえのきりっとした眼…。同級生の松野さんだ。

人の恋を飴玉にし、それを主食として食べていた魔女。そんな彼女の所に、奇怪な青年が訪ねてくる。 彼が彼女に伝えたかった、真実の恋とは──？

ちりちりパーマで虎柄の服をこよなく愛する大阪のおばちゃん代表、鈴木小百合はある日、目の前でトラックに跳ねられそうになった小学生を助けようとして、代わりに死亡してしまう。 　しか…

短編です。一話完結。 大人になりたくなかった素直な男の子と、 希望を見いだした嘘つきの女の子の話。

　怪異対策協会に3年も所属するベテラン除霊師、ミソギにはとある弱点があった。何と彼女は除霊師を名乗りながらも幽霊だの怪異だのの類が大の苦手なのだ。毎日胃を痛めている彼女のスマート…

厄災「神の贈り物」が世界を変え始めた時、エルフナイトの少女は辛うじて生き残った妹と二人で滅びゆく世界で懸命に生き抜く

十二歳のシャオゴウは客の少女に飴を売る。だが少女は無一文だった。 怒ったシャオゴウに少女は簪を差し出す。「これじゃだめ？」 気まずく別れる日があっても少女は飴を買いにやって来る…

好奇心旺盛な姫は王の秘密に触れてしまう――。ちょっぴりシャルル・ペローの「青ひげ」を意識したショートショートです。

作者個人のサイコパスレベル2くらいの作品となっております。｢死｣がわからない少女の苦しみを、萱草と共に味わってみてください。

　このお話はソルという少年が主人公です。彼はクラランの街にあるエリゼという教育施設で、他の子らと一緒に暮らしていました。(実際のクラランでは、教育ではなく共有といいます) 　エリ…

　バイト仲間の山波さんがいつもくれる飴は、口の中がキューっとなるような、砂糖のサの字も感じられない、振りきった『レモン味』だった。 　彼女とは年もおなじでシフトがかさなることも…

人々が暮らす街未羽町、そこにはとある組織が存在していた。 警視庁魂（ソウル）一課。 彼等は街に蔓延る厄介を処理する刑事達。しかし扱うのは人では無く.. 36歳中年男と派手な飴玉女…

歌舞伎町で、女の子を拾った。 高校生の彼女と、院生の私。 彼女と私の繋がりは、飴細工のように繊細で……

わたくしはご子息の婚約者候補として侯爵様のお屋敷に招かれました。 そこで対面した婚約者候補様はとても美しく、そして不思議なことに何故か飴を舐めていらっしゃいました。 ツッコミが…

その飴屋は、舐めれば物語の素が浮かぶ「コトノハ飴」を売ってくれるという。 ある物書きが遭遇した、奇妙な飴屋と、飴の話。