概要
物語の序章でありエンドロール
短い文章の集合体。物語として成立しているか、と言われると首を傾げてしまうような。そんな文章の集合体です。いつか、この中から長編小説を書くかもしれないし、書かないかもしれません。書きたいことを書きたいように書いたら出来上がった物です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!砂糖が傷口に染みる
あらすじにもある通り、掌編群となっています。すでに三年前の作品となっていますが、現在の作風に通じる部分やその萌芽をところどころに見ることができます。その意味で、甲池さんの作品の入り口のような作品群といった印象を受けました。
掌編群なので、次々と場面が入れ替わっていくのですが、そのどこかに見覚えのある風景や感情と出会うことになりました。短いからこそ、かき集めるような解釈の幅があって楽しかったです。また、感情が走りっぱなしというか、登場人物のわだかまりなどが一つの転機を迎えることなくお話が終わったりする点が、映写機によって次々と放映されていく短い記憶の束という感じを際立たせていて、まさに序章で…続きを読む