「現代 怪奇」を含む小説

幼い頃から自分の強い霊感に悩まされてきた大学生、香良洲航進はある晩、ふとしたきっかけで命を奪われかける。そこで出会った巫女を台頭にそれまで着いて回った日常は崩れ去り、当たり前だっ…

自死を決意した少年の前に現れた何かは、救いの手を差し伸べた。その手がどこからやって来て、どこへ行くのか。それすら知らないまま、少年はその手を取ったのであった。 無色透明だ…

瀬戸天音は、龍前大学の女学生である。オカルト研究サークルに所属し、絶えず刺激を求めている、ちょっと変わっているが、今時の女の子（十八歳）。 同じ部員の入星颯太（残念な怪異）と本当…

日本のそこそこの経済と人口を誇る綾河市。一見普通の中都会に過ぎないこの街は、別名魔都と称されているくらいに少々、いやだいぶ危険である。 平穏の皮を一枚めくればギャングに怪奇、猟奇…

Ｍ県Ｔ高校の写真部には、寺生まれの僕こと藤堂透が一人だけ所属している。 そんな彼の前に”視える”新入生、真弓千聡が現れて……？ 近畿のＭ県を舞台に、寺生まれと霊能力者、百鬼夜行…

ここは懺悔室。 男はあくる日の出来事を罪として告白しに来た。。 しかし、男の話はとても現実とは思えない、どこか奇妙でならないことばかりだ。 ワタシは夢中になって最後まで告白を聞い…

人知を超えた現象、というものが存在する日本。 しかし、それらは衆目には無いものとして扱われている。だからこそ、奇怪な噂や現象を大っぴらには捜査されない。 怪事件を裏側で処理する組…

かつては常世に近しき地であり、今も忌まわしい因習が多く残る街・彼我見市。 日常茶飯事のように頻発する怪奇現象絡みの事件を受け持つ特務零課の刑事・暗条好輝は今日も同僚の照島剛志郞に…

かつては常世に近しき地であり、今も忌まわしい因習が多く残る街・彼我見市。 大学准教授・宵ヶ原逢莉にはどうしても突き止めなければいけないことがあった。 それは十年前ほんの少しだけ交…

かつては常世に近しき地であり、今も忌まわしい因習が多く残る街・彼我見市。 写真を撮り、軽く話を聞いて終わるはずだった夜咫神社の取材はメディアカメラマン・影丘由鶴の失踪により思わぬ…

かつては常世に近しき地であり、今も忌まわしい因習が多く残る街・彼我見市。 十四年前に起きた山火事を生き延びた青年・灼は悪夢に苛まれていた。 いつまでも逃げていてはいけない、今日で…

かつては常世に近しき地であり、今も忌まわしい因習が多く残る街・彼我見市。 大学生・暮澤数久は十年ぶりに親戚が住む屋敷・鬼代邸に足を運ぶ。 幼い頃の記憶とは異なる不気味な雰囲気に首…

かつては常世に近しき地であり、今も忌まわしい因習が多く残る街・彼我見市。 半月前に失踪した姉・鷲子の行方を追う少年・鷹也は友人の煉、沙輝と共に自然災害で滅んだはずの村・四鏡村へと…

時は西暦二〇三〇年。現代から数えて百年後の未来。 空中浮遊都市国家ハチドリ市の中心から自動車で二時間も走った人里離れた岬の先端に、和洋折衷の館が建っていた。 まさしく西洋ゴチッ…

怖い短編書いていきます。よろしくお願いします。 大体誰かの独白の形式を取ってます。

家に帰っても食事は無い。 腹を空かせて仕事終わりに歩いていると、一軒の小料理屋を見つけた。 メニューの無い店、供されるものの正体は…… ※「小説家になろう」にも掲載しています

　大学生の三島恵子は、雨の日、背後に付いてくる気配に悩んでいた。 　恵子の住む町には、『雨魔』と呼ばれる雨の降り続ける日にのみ起こる怪奇現象の都市伝説があった。 　次第に濃くなる…

20××年 陰陽師詐欺事件を期に、日本全土で起こる怪奇現象は警察の手に委ねられる事となった。 幽霊が見える春市 大和は見えることを隠して警察官になり、刑事を目指していた。し…

【第1回カクヨムWeb小説コンテスト】において特別賞をいただき、角川スニーカー文庫様にて、十二月一日発売となっております。 　ルーミア・セルヴィアソンは吸血鬼である。 　四百年…

小学生の朝霧未海は自宅前の廊下で立ち尽くしていた。 とても嫌な感じがするのだ。それは二つ隣の部屋から漂ってくるようだ……。 同日、大学でオカルト研究会に所属する田沢京子の前に謎…