「メリーバッドエンド？」を含む小説

　本能寺の変から四年。 　無事逃げ延び、信濃に身を隠していた織田信長は、共に逃げ延びた 蘭丸の失踪を機に、安土へ戻ることを決意する。 　ひとりで旅路を急ぐ信長は、道中、僧の恰好を…

完全管理社会に生きる、白に魅入られた男と欠陥品の白きアンドロイド 壊れた人間と壊れた人形は、閉塞された世界で尚も壊れ続けていた

生贄の娘の元に天使が降りた。 娘は罪深い想いを抱き、そして断罪が始まる。 ※2007年6月から8月まで連載したものです。 ※サイト、小説家になろう、カクヨムで掲載しています。

いまよりほんの少しだけ昔の日本。仲の良い美春と千春という姉妹がいた。 美春は綺麗な少女だったが事故で全盲になっていた。けれど美春を慕う千春が献身的に世話をすることで、何不自由のな…

七つまでは海の子。八つを経て海と人の境界が分かり、初めて海の子は人の子へ生まれ変わる。 「だがお前は人の子になることはない」 村を統べる家の長男として生まれたミナワは、土地神さま…

パンツラバーの杏(あんず)は、同僚の翔一(しょういち)に恋心を抱いている。 しかし今年に入ってTバックを十着近くは買ったという話を翔一に聞かれてしまって落ち込んでしまう。 それに…

ギーメ。 ブラッドプロセッサに寄生された人間、その異人種は、シリンジと呼ばれる一方通行のテレパシーを使用できる。 だが普通の人類がそれに被爆することは、不可逆的な障害や死をもたら…

　お転婆な令嬢フランシスは養子先ヴァロウ伯爵家で、肩身の狭い思いをしていた。15歳になったある時。お義母様から、婚約者が内定したと聞かされる。名前は、アレクセイ=ド=ペルトン。黒…

　あの日、彼女は助けて、とは言わなかった。 　助けて、とはいってくれなかった。 　ただ、諦めきった顔で彼女はたった一つの願いを口にした。 　殺してほしい、と。 　彼はその願いを叶…

この度、英雄育成学会勇者教育振興機構では、高度専門勇者奨励制度における勇者達の教育実施状況の公表をすることに致しました。 ヒーロー・ガバナンスにおけます深刻な魔王不足を解消する…

メリーバッドエンドな短編を書いていきたいと思います。男女モノ、男同士、女同士どれも書く予定です。

東北の雪深い寒村で孤独な生活を送っている紀一郎。 ある吹雪の晩、お雪と名乗る美しい女性が一晩泊めてくれないかと尋ねてくる。 紀一郎は快く迎え入れるのだが、お雪の正体は雪女であった…

(杏子より梅、桜より武士、人の心は狂気の沙汰) (散らず枯れない花なんて　美しくもなんともないのですって) (どう？棺桶の寝心地はどう? しあわせ?しあわせ) 「死んでしまった…

この記録は“私”がまだ小学生だった頃の実体験だ。 当時、私は担任の女教師から酷い虐めを受けていた。虐めは次第に陰湿なものに変わっていき、やがてクラスメイトを操り、暴力的なものへと…

両親を喪った日から六年――リリーは弟妹たちを守りながら、穏やかな日々を送っている。 ゆえに、その男との出会いは、リリアナ・リシュカにとって災難でしかなかった。 「私は、あなたを許…

「ねえ、もし明日世界が終わるとしたら、どうしたい？」 　三年前、今より少し幼い彼女が訊いたその質問を僕は憶えていた。これは、終わる世界と、僕たち二人の最期の物語。

メリバです。叶わない恋をした妖怪は、最後に何を思うのかーーーーー 拙い文章ですが読んでもらえたら嬉しいです。