「おとも」を含む小説

春木音香（はるきおとか）はひとつの本からあることに色々と巻き込まれて……

彼には成りたいものがあった。 彼はそれに向いて居なかった。 だから彼はニートになろうとした。 無理だった。 だから彼は外の世界に出た。 ツリークリスタル。万能の無機物を巡り、…

いつも元気な月森 露葉(つきもり つゆは) オネェ口調の如月 紅葉(きさらぎ もみじ) 冷静でいたずらが好きな水無月 若葉(みなづき わかば) 転校生だった雨音 月夜(あまおと …

どうか、どうか。 おとうちゃんを助けてください。 床に臥せっている父親が元気になってほしい。 願掛けをするべく、少女は小さなお社に参りはじめた。 ※時間軸は江戸ぐらいのイメー…

更科 朱華(さらしな しゅか)は悩んでいた。 幼馴染みで春に晴れて恋人となった時任 砂音(ときとう さおと)が、この所何処か自分を避けている気がする……。 彼の気持ちを再確認すべ…

「いいぜ。一緒に死んでやるよ」 苛めに耐え兼ね、自殺を決意した主人公・小碓武の前に現れたのは自分とは正反対のヤンキー美少女JKキックボクサー・美夜受麗衣だった。 武と共に校舎屋上…

豊臣秀吉の弟、秀長の死を偲ぶ四十九日法要の後、盛大な御伽話（おとぎばなし）が開かれた。 その席の末席には、未来からやってきたアイドルの姿があった。 落語の始祖 安楽庵 策伝と、毛…

メディアワークス文庫の人気小説が、カクヨムに登場！ 第八巻の発売を記念して、第一巻をまるごと公開＆最新刊の大ボリューム試し読み連載が開始！ わたしの家のおとなりには、どうやら…

高校生の灰露夜音《はいろやおと》はある日、バイト先の喫茶店で、学園のアイドル『人形姫』こと真白桜月《ましろさつき》が一人で涙を流している現場に出くわしてしまう。 「これ、は……？…

むかしむかし　あるところに　仲の良い王様とお后様がおりました。可愛らしい王子を授かり、毎日が幸せです。ただ、お后様はいろんなことが心配になります。王様はお后様の心配を取り除くため…

とある寒い冬の日。音羽(おとは)ありすは、高校からの友人である乙倉夜宵(おつくらやよい)に、自身の子供を引き取って育てて欲しいと頼まれる。どうして、と理由を聞けば、夜宵は、自分の…

　私がもっと幼い頃。金髪でキラキラとした王子様のような人に出会ったの。 「そくしつなんかもつおとこのひとなんか、きらいなの」 「じゃぁ、姫だけしかお嫁さんにしないよ」 　側室の意…

頭脳明晰、運動神経抜群、おまけに眉目秀麗。完璧過ぎるが故に周囲から疎まれ孤立してきた一色 千真(いっしき かずま)は、中学に上がる頃には、すっかりひねくれ者になってしまった。 も…

1、女の子に、車道側を歩かせない。 2、歩く速度は合わせる。 3、ソファー席は女の子に譲る。 おとこのこは『デートのおさほう』をおぼえなきゃダメなんだって。

――時間は残酷で。誰の上にも平等に変化を連れて来る。 どれだけ変わらない事を願っても、留めようもなく、流されて。 　父親を亡くし、一人暮らしを始めた元ヤンの更科 朱華(さらしな…

屁理屈親父のおとんと突っ込み上手な娘、真美が、禁煙についてバトルします。 軽快な会話劇をお楽しみくださいませ。

付き合い始めて半年。 音八裕太《おとやゆうた》は恋人の園花美歌《そのはなみか》から「妊娠した」と告げられた。 半年の間で覚えの無いことに浮気をされた事を理解した裕太は別れを告…

保健所で日々命の燈を消すおんなとそれを神だと信じるおとこの話

俺の名前は乾宗十郎、職業は私立探偵である。ある時、俺は一人の女子大生から依頼を受けた。 彼女は来年卒業を控え、教師になるべくある高校で教育実習に励んでいる。 実習も終わったある日…

私の今朝の夢に私は食われてしまいました 私は私の夢でした あなたの夢は私の夢でした 変わり続けることは無い おかしなはなしだ 荒唐無稽な日々に私は皿を並べ 香りを楽しむように …