「小学生から」を含む小説

　陽太は小学校の初めての運動会で緊張していた。 　走り出しはうまく行ったのだが、ゴール直前で転んでしまった！ 　上級生の席から飛んできたのは、姉のとんでもない応援だった。 　K…

　小学生時代を振り返る。あの時、私は……。

いつも、ずっと、教室でひとりぼっちの私。 当然、林間学校でも班に入れてくれる友達は居ない。2人一組の布団に潜り込むことすらできない。 だから、私はそっと夜半、1人の布団を滑り抜け…

　２０２５年４月５日、いきなり地球がもうひとつ増えた。月を挟んで反対側に、いきなり地球がもうひとつ増えた。 　でも、そんなことは割とどうでも良かったりする。 　身体が変わってし…

次世代の不審者代表　小室さん 純粋JS　　　　　　　はるちゃんが百合百合するだけの話 これはフィクションです。犯罪行為又はそれに類する行為を助長または容認するものではありま…

私、山口イザナギ一年生の高校私にはひどい過去が。父は大津市で大成功を収めた実業家であり、母は大津市の僕立小学校の教師。金持ちは気分が悪い、誰もが想像したようではありません。多くの…

　教室での一幕、親友の大林に『尊い』とは何ぞやと尋ねた八木隆弘に、タッチンこと立川先生が割り込んできたことで、川口美帆に聞くことになった。彼女はお前たち二人のことだと言う。意味が…

子供が苦手な女子大生と小学生の女の子のほのぼのベンチ会話劇。 （KAC2021お題「尊い」にあわせて書いたものです）

野球は声を出すスポーツだ。でも、それが輝かしい青春の思い出になるとは限らない。

兄貴は俺のすべてだった。 けれど兄貴はあっさりと死んでしまった。 ただ、ああ見えておっちょこちょいなところがあってさ。 三途の川を渡りそこねたのか、幽霊となった今もあの部屋にいる。

【KAC2021　７回目のお題「21回目」の応募作品です】 最近のぼくの日課は、お風呂に入る前に腹筋をすること。 毎日続けて、やっと２０回までできるようになった。 でも、それ…

　ある日、会社員の泥埠（どろふ）覧覚（ただあき）は、妻と小学生の息子を誘拐されてしまう。犯人は、身代金を要求。受け渡し方法として、「金の入った鞄を、走行中の電車の窓から落とせ」と…

小学生の頃、僕は大人になりたかった。 今の僕は幼き日の憧れを体現できているのだろうか。

幼い頃から本を読むことがとにかく好きだった。次に物語を書くことが好きになった。物語は私にとって「自分」を形成するに足るものだ。

腰を痛めたおばあちゃんの代わりに、家庭文庫『ぷぅの部屋』へ行った美里。そこには、懐かしい絵本があり、幼馴染が訪ねてきた。そして……。 KAC2021の「私と読者と仲間たち」がテ…

俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。 学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。 その女の子はどこかで転んだのか、怪我していた…

ある日クラスメイトの私ちゃんに声をかけられ、オレは彼女の小説を読むようになった。最初は嫌だった読書が、次第に嫌いじゃなくなっていき、オレの気持ちにも変化が現れる。

　十二歳の小学六年生の女の子、雨宮つゆは悪い魔法使いに魔法をかけられて月を見ると猫になるようになった。

小さい頃から本が大好きな私はいつか自分だけの物語を描くことを夢見ていた。 小学生の頃自作の小説を学校で配布したり、公募に応募したりするも目立った功績を残すことはなかった。時が経ち…

お兄ちゃんは学校一の名探偵だ。どんな事件でも必ず真相に辿り着く。私の唯一の友達、そらが殺されたこの事件も――。