ゆりゆり

牛寺光

第1話

私は小室れい。就職のためにそれなりの大学に行っている夢も希望もない大学生。そんな私の唯一の楽しみ、癒しが隣に住んでいる夫婦の子供だ。名前は宮守はるちゃん、11歳。みやもり夫妻は忙しく朝の六時に家を出て十時ごろに帰ってくるのかのが普通。怖くて何の仕事についているのか聞いたことはない。それでも休日はいつも優し感じで見守ってみて私から見ると優しい親御さんに見える。

けれど平日は朝から晩まで一人になるのはどうなのかとなったので家でお泊りをすることになっている。これも信頼がなせる業、この信頼をきづいた過去の私まじ神。そして今回はそんな私の日常を紹介しようと思う。(はるちゃんの可愛さ布教のためにも)

さて私の朝は六時ぐらいに宮守夫妻から預かった合鍵を使い宮守家に入る。合鍵持ってるとやっぱり恋人みたいで幸せ。そして家に入ったらまずははるちゃんの寝顔を見る。ポイントはまじまじと見るんじゃなくて通る時にチラッと見る事。理由はまじまじ見てたら襲いたくなってしまうのとはるちゃんを起こしてしまう可能性があるから。

朝ごはんを一時間かけて作り七時になったらはるちゃんが起きてくる。一人で起きれたことをほめながらはるちゃんの寝起きの匂いを堪能する。ポイントは以下に悟られないようにするか。私はこれのおかげで肺活量が笛系の楽器をやってる人並みになった。そして二分ぐらいべた褒めしたら朝ごはんを食べる。

その日の朝ご飯は鮭とご飯、味噌汁という定番メニュー。はるちゃんはまだ眠いようでうとうとしてる。七時半ぐらいに食べ終え着替えはじめる。着替えは部屋で着替えてもらう。覗かないのかだって?確かに一回したよ、ただね鼻血が止まらまくて逢われもなに心配されてからしなくなった。はるちゃんの着替えを覗いて無事なのは人の心を待たない鉄人かなにかの類。そんな感じで懐かしい思い出に浸ってるとはるちゃんの部屋から何かが倒れたような音がする。慌てて部屋に行くとはるちゃんかが半裸で倒れてた。とりあえず鼻血が出そうなのを止めつつどこか体を強打してないかをきくとどこも打ち付けてないということで、一安心。ただ服を着てる最中

にバランスを崩してしまっただけらしい。そしてはるちゃんを送り出した後は本当の試練が待っている。大学に行くまでの一時間半で洗濯をしなくてはならないのだ。つまりはるちゃんが脱いだ下着を欲望を押し殺しながら洗濯機に入れなくてはいけない。これほどの試練が他にあろうか。

なんとか洗濯を終える。(欲望を押し殺せたとは言っていない)

そしたら地獄の地獄の大学へ。なによりはるちゃんに会えないのが辛い。

辛い辛い大学を終えて帰る。荷物を自室におきはるちゃんの家へ行く。

物音がするから帰ってきてるらしい。物音のする脱衣所に行ってみる。この言い訳は怪しい人がはるちゃんの服をあさってると思った、とか気づかなかった、とかでどうにかなる。扉を開くと土埃だらけのはるちゃんが着替えてた。残念ながらまだ着替え始めたところのようで服のすそを持ってるだけ。まあ逆に露出があったら鼻血で死にかけてたから命拾いしたとも言える。

「土だらけだねー。一回シャワー浴びないと着替えた服も土埃ついちゃうよ」と言ったらすごいいやそうな顔をされた。何を隠そうはるちゃんはお風呂が嫌いなのだ。可愛すぎる。そして出された条件は一緒にシャワーを浴びること。そして脱衣室ではるちゃんが服を脱ぐのを横目に自分も服を脱ごうとしたのは覚えてる。

そして目が覚めた時裸のはるちゃんが鼻にティッシュを詰めてくれてた。

意識を取り戻してからはるちゃんを視界におさめないようにしながらはるちゃんにシャワーを浴びてもらうように頼む。この時の姿勢は土下座状態。素直にシャワーを浴びてくれた。はるちゃんがシャワーを浴びてる間に私の血をかたずける。

はるちゃんが出てくる前に終わらせらっれた。

雑談をして最近はるちゃんがはまってる対戦型のゲームであそんでたらもう晩御飯の準備をする時間。はるちゃんと協力しながら終わらせる。たのしくて浮かれてたらいつの間にか9時になってはるちゃんがウトウトし始めた。歯磨きとかは済ませてるとはいえここでは寝かせられない。つまりはるちゃんをベッドまで運ばなくてはいけない。抱っこか、抱っこなのか。合法的にはるちゃんとの距離を0にできる。最高すぎる。

抱っこは簡単に出来た、はるちゃんほんとに軽い。

そして運び込めた。起こさないように慎重にベッドにいれる。問題はここでおきた。はるちゃんが裾を放してくれない。



合法的に添い寝だと?正直抱っこが今日最後の神タイムだと思ってた。私はこの時諦めないことの大切さを学んだ。

起こさないように慎重にはるちゃんの包まってる布団に入る。布団を上にあげたときはるちゃんのいい匂いがする。興奮しつつ布団に入る。はるちゃんの高めの体温が…


目覚ましのアラームで起きた。そして机の上に宮守夫妻の字で怖いことが書いてある紙が置いてあった。内容はまあはるちゃんに見せられないものだったとだけ言っておこう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ゆりゆり 牛寺光 @511150380031011075

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ