「【ふたり】」を含む小説

ひとりの少女は、真夜中にお風呂場へ向かう。ひとしきり体を綺麗にした後で、ふたりは夜の街へ。

菅原要。高校二年の16歳。特に目立った特徴はなく、良くも悪くも平凡という言葉が相応しい男の子。そんな彼には、非凡と呼ぶに相応しい幼馴染の少女がいる。少女の名は簾藤エメ。容姿端麗、…

田植えをしていたら、メガネっ娘に声を掛けられた清水悠。 声をかけたのは真島香織。 関係をはっきりしたいのにけじめがつけられないヘタレな悠と一見おとなしそうなのにグイグイと近づいて…

　王暦915年。舞台はアーレンバレス王国。 　現在この国では、子供たちの失踪事件が相次いで発生している。 　どうやら、その原因と思われる者たちは『悪の教団』と仮称されている集団ら…

「この花の花言葉は、知っているか？」 「ああこれ、リメンバランス・デーに着ける花だろう？　ポピーか。なにか、死者を悼むとか、そういう意味があるのか？」 　リメンバランス・デーは十…

第三十回殺伐感情戦線「怒り」 暗殺者【糸】と暗殺者【爪】は、互いのパートナーを互いに殺された因縁を持っていた。 【糸】は依頼を受けた先で【爪】と再会する。 【爪】との戦闘中、…

両親ふたりを襲った病気。でも、父も母も憶えていたんですよ、大事なものが何なのかを。

春、四月。高校生になった皆守紘（みなもりひろ）は、学園に向かう途中で、白銀の少女パンドラに出会う。 「シャロンをたすけて！」 連れて行かれたのは、とても現実とは思えない場所――暗…

23歳になり、一人暮らしを始めて田舎に引っ越してきた美雪。そこで彼女は、隣人の園宮に出会う。 ミサという1匹の猫を通して出会ったふたりは、何に向き合い、何を知っていくのか。

何もかも上手くいかず、自暴自棄になって引きこもっていたリョースケはある時、少女の声で起こされる。 目が覚めた彼の視界に飛び込んできたのはアンズ、ココというふたりの美少女だった。 …

さぁ、さぁ、そこ行く貴方。 下らない悲劇に、興味はございませんか？ ひどくありふれた、矮小な物語のひとひら。 ひどく歪んで、下らない、二人の『ニンゲン』の御話。 主人公は、『…

スウィング条約によるイルヤ湖周辺からなる連合国────略して連合国────で用いられる統一暦において、歴史好きからも「それ、いつの出来事？」と首を傾げられるほどマイナーな決闘があ…

「殺伐感情戦線」の「羨望」、参加作品です。 大人っぽくて元気な妹。子どもっぽくおとなしい姉。ふたりはそれぞれ、お互いにお互いを羨んでいた。もっとお姉ちゃんらしく、もっと妹らしく…

とあるふたりのこころを、 5つのうたに。

　砂漠の街に降り立った老人とローブを着た少女。 　名所である遺跡に向かおうとしたものの、そこに行くための乗り物に乗れなかったために出直すことを余技なくされる。 　そんなふたりの…

魔界からの侵略により、未曾有の大厄災にみまわれた世界。 人類の命脈を守るのは、魔力戦車《マギカル・チャリオッツ》＝マギチャリを駆る『魔女』と、そのギルド組織『魔女教団』だった。 …

剽軽なあやと怜悧な淑子（としこ）の女子高生ふたりぐみがはじめたインターネットラジオ『超生きる！』の看板コーナー、「あやととしこの人生相談」にはさまざまな相談が舞い込む。「自殺した…

小学生のカイキの得意のホビーは、ロゴスブロックだ。 小さなブロックの組み合わせで、無限の作品を作れる。 隣町のロゴスブロックセンターに、自分の作品を飾りにいった帰り、カイキは空…

元いじめられっ子でとあることがきっかけで死に物狂いで努力し初恋の人の隣に立てるように頑張った『柊 桜雅』(ひいらぎおうが) 昔は正義感が強くそして誰よりも優しくさらには容…

美空(みく)と叶(かなえ)。 ふたりは身を寄せ合って、静かに暮らし続けている。たとえ何が起ころうと、きっとふたりは離れない。 いや、離れることなど、きっとできないのだろう……